EUは関税15%で合意、ユーロドルに上昇余地ありか
ファンダメンタル分析
トランプ大統領、EUとの関税率15%で合意と表明
ドル安傾向に「懸念なし」との認識示す
ユーロドルテクニカル分析
ユーロドルの日足チャートを分析する。米国とEUの貿易交渉が決着し、関税15%という結果となった。EUは報復措置を辞さない考えを持っていたが、合意に至ったことで、大規模な貿易戦争の懸念が後退し、ユーロにはプラスに働いているようだ。
ユーロドル相場を確認すると、再び上昇トレンドラインを上回って推移しており、一目均衡表の転換線が基準線を上抜けしようとしている。今後の目安となるのは1.1780ドル、1.1830ドル付近だ。
フラクタルが出現しているローソク足の高値を上回れば、ダウ理論による上昇トレンド発生とみなせる。
【ユーロドル/日足】
デイトレード戦略(1時間足)
今夜の海外勢の出方を確かめたいところ。15%の関税という結果を市場はどのように受け止めるのかによって変わってくる。短期デイトレードであれば、逆張りで1.1780ドル付近で売りエントリーし、反落の動きを狙えそうだ。1.1830ドルも非常に強い抵抗線となり、2年ぶりの高値圏で推移している。
RSIは57なので、上昇の余地はあるものの、1.18ドル台は相当強い抵抗帯となると予想する。本日のロンドン時間以降は1.1835ドル付近での売り指値を検討したい。
【ユーロドル/1時間足】
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
1.1780ドル・・過去の高値圏
市場センチメント
EURUSD 売り:71% 買い:29%
本日の重要経済指標
| 経済指標やイベント | 予定時刻 |
| --- | --- |英・小売売上高19:00米・ダラス連銀製造業活動指数23:30
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