イラン停戦合意でドル買い後退、ドル円は157円前半への下落の可能性
Fundamental Analysis
- イラン停戦合意を受けて原油価格が急落し、ドル買いが一服。ドル円は160円手前から158円台半ばまで下落した。テクニカル面ではフィボナッチ23.6%が支持線として機能しているが、割り込めば157.40円付近が次の焦点となる。RSIやMACDは上昇の勢い鈍化を示しており、当面はレンジ相場が続く可能性が高い。今後は日銀の利上げ観測と中東情勢の行方が相場の方向を左右する。
ドル買いが一服
原油相場は117ドルから100ドル割れへと急落し、執筆時点では97.4ドル付近で推移。ドル買いが一服したため、ドル円も160円手前から158円半ばまで下落している。
イラン停戦合意はポジティブニュースではあるが、合意がどこまで遵守されるかが問題。イスラエルはレバノンへの攻撃は合意外だとして、攻撃を繰り返し、イランは反発している。そのため、イランはホルムズ海峡を開放はしていない。
ドル円はフィボナッチリトレースメントの23.6%が支持線として機能している。23.6%を割れば、38.2%の157.40円付近が目先のポイントとなりそうだ。
RSIは50付近で推移しており、押し目買いが強まるかがポイント。日銀の利上げの可能性が指摘されており、それも円安一辺倒ではなくなっている理由なのかもしれない。
MACDを見ると、ヒストグラムが右肩下がりになっており、上昇トレンドの失速を物語っている。当面はレンジ相場が継続しそうだ。

200移動平均線が上値を抑える
一目均衡表の転換線が支持線となっており、短期的な上昇基調となっている。158円までの突っ込み売りをしたため、自律反発をしたと考えていいだろう。ただ、現時点ではRSIが50を上回っておらず、MACDも0を上回っていない。
そのため、戻り売りが強まる可能性が考えられるため、慎重な判断が必要だ。
米イラン情勢が沈静していくのであれば、市場の焦点は日銀政策決定会合に移る。利上げが予想されており、円高に傾きやすくなる。関係者の発信に注目したい。
しかし、再び2週間の停戦後に戦闘激化となれば、原油高・ドル高・円安という流れが続くだろう。今回の場合、米国だけでなく、イスラエルも加わっており、イスラエルは戦闘を継続する方針と報道されている。
2つのシナリオを考え、相場に臨機応変に対応できるように準備したい。

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