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FX初心者必見!インジケーターの選び方と活用テクニック

作成日:2024年5月8日更新日:2024年6月13日
FX初心者必見!インジケーターの選び方と活用テクニック

FXのインジケーターとは

チャートを視覚化するサポートツール

FXのインジケーターとは、チャート上やその下部に表示されるグラフやラインで、相場の動きを視覚的に捉えやすくするサポートツールです。単にチャートを見るだけでは見逃しがちな細かい変化も、インジケーターを使えば的確に把握できます。

FXのインジケーター 表示イメージ
チャート上のインジケーター表示

インジケーターには数多くの種類がありますが、有名な”王道”のインジケーターをまず取り入れるのがおすすめです。というのも、有名インジケーターは長年の実績があり、信頼性が高いことが多く、的中率の高さが裏付けられています。

インジケーターの種類

インジケーターには大きく分けて2種類があり、それぞれ異なる目的で活用されます。

  • トレンド系インジケーター: 相場の大きな流れ(トレンド)を確認し、将来の方向性を予測するのに使われます。
  • オシレーター系インジケーター: 現在の相場が買われすぎているか売られすぎているかを判断し、転換のタイミングを探るのに役立ちます。

それぞれを目的に応じてこれらのインジケーターを使い分け、より正確な相場分析を行います。

トレンド系インジケーターの特徴と人気ツール

相場の大きな流れを捉える

トレンド系インジケーターは、チャート上に重ねて表示されることが多く、相場の全体的な動きを視覚的に捉えやすいのが特徴です。トレンドに沿った順張り取引で効果を発揮します。

代表的なトレンド系インジケーター

多くの投資家から支持されている人気のトレンド系インジケーターをご紹介します。

移動平均線

  • FXの基本的なテクニカル指標の一つ
  • 一定期間の終値平均を折れ線グラフで表示
  • ゴールデンクロスやデッドクロスの発生で、トレンドの転換を予測
移動平均線 イメージ画像

ボリンジャーバンド

  • 統計学の理論に基づき、値動きの範囲を予測するバンド(帯)を表示
  • バンドの広がりは大きな値動きの前兆、縮小は横ばい相場を示唆
ボリンジャーバンド イメージ画像

一目均衡表

  • 日本生まれの世界的に人気の高いインジケーター
  • 過去、現在、未来の時間軸に着目した5本のラインで構成
  • ローソク足が雲(先行スパン)を抜けるとトレンド変化の兆し
一目均衡表 イメージ画像

オシレーター系インジケーターの活用法

買われすぎ・売られすぎを判断

オシレーター系インジケーターは、チャートの下部に表示されることが多く、通貨の買い売り圧力の強弱を数値化して示します。相場の過熱感を把握し、転換のタイミングを探るのに役立ちます。

人気のオシレーター系インジケーター

RSI(アールエスアイ)

  • 一定期間の値動きの幅と方向を0~100%で数値化
  • 30%以下は売られすぎ(買いチャンス)、70%以上は買われすぎ(売りチャンス)
RSI イメージ画像

MACD(マックディー)

  • 短期と中長期の2本の移動平均線の交差でトレンド転換を予測
  • 指数平滑移動平均線を使うので変化への反応が速い
MACD イメージ画像

ストキャスティクス

  • 2本のラインのクロス(交差)で売買タイミングを判断
  • ファーストとスローの2種類があり、スローのほうが安定している
ストキャスティクス イメージ画像

相乗効果を生むインジケーター組み合わせ

組み合わせの重要性

インジケーターを複数組み合わせて使うことで、それぞれの長所が生かされ、より正確な分析が可能になります。単独では見落としがちな側面も補完し合えるため、信頼性が高まります。

おすすめの組み合わせ

  • 移動平均線 + RSI: シンプルな組み合わせで、トレンドと売買タイミングが一目でわかります。
  • ボリンジャーバンド + MACD: 統計学の確率理論と機敏な反応で、順張り取引に適しています。

インジケーターを使いこなすテクニックと注意点

複数の時間軸で確認する

短期と長期で異なるトレンドを示すこともあるため、複数の時間軸(日足、4時間足など)でインジケーターを確認しましょう。同じ方向性を示せば確度が高まります。

トレードスタイルに合わせて使い分ける

スキャルピングなら売買サインの確認が重要ですが、長期取引ではファンダメンタルズ分析に重きを置く必要があります。トレードスタイルの変更時は、インジケーターの見直しも欠かせません。

表示数を3つ以下に抑える

インジケーターを多く表示しすぎると、かえってチャートが見づらくなり、重要な情報を見落とす恐れがあります。特にトレンド系は重なり合うので、最大でも3つ程度に抑えましょう。

インジケーターを100%信用しない

どんなに優れたインジケーターでも、将来の動きを完全に言い当てることはできません。ファンダメンタルズ分析も加えて総合的に判断し、インジケーターはあくまでも参考程度に留めましょう。

上級者向け: 設定値の微調整

移動平均線の期間を1つ増やせば、ゴールデンクロスのタイミングがずれるなど、インジケーターの設定値を少し変更すれば、エントリータイミングを調整できます。ただし、大きな変更は避けましょう。

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