ゴールドは1900ドルで反発、しばらくはレンジ相場を形成か【2023年9月15日】
2023年9月15日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- ECBは0.25%の利上げを決定、政策金利は4.5%に上昇
- ユーロ売りで反応、金利ピークに達したとの見方と成長見通し下方修正が影響
- 米経済指標は予想を上回る、ソフトランディング期待が高まる
ゴールドテクニカル分析
ゴールドの日足チャートを分析する。下降チャネルに沿って下落しているものの、ラウンドナンバーである1900ドルで反発し、ボラティリティが低くなっている。10移動平均線は240移動平均線を下回り、再びデッドクロスが出現している。
日足で考えると1895ドルを割るかどうかが、今後の焦点となる。米経済指標は市場予想を上回る動きとなっており、ドル高意欲が強くなっている。ゴールドは、しばらく、売り圧力にさらされそうである。
デイトレード戦略(1時間足)
ゴールドの1時間足チャートを分析する。ゴールドは1900ドルまで下落したものの反発。1910ドルまで回復している。一目均衡表の分厚い雲が上値に控えており、抵抗線もあるため、上抜けには時間が掛かりそうである。
方向感は付きにくい展開が続きそうであるため、レンジ相場もしくは徐々に雲に上値を抑えられて価格が下落するという流れになる可能性を想定したい。
トレード方針としては、レンジ相場をイメージする。1900ドル前後では買いエントリー、1915~1918ドル付近では売りエントリーを検討する。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。
1900ドル・・ラウンドナンバー・支持線
市場センチメント
XAUUSD 売り:33% 買い:67%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
NY連銀製造業景気指数 | 21:30 |
ミシガン大学消費者信頼感指数 | 23:00 |
※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)からの提供となります。
執筆者
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。