ドル円は上値を模索も米CPI次第、方向感を探る展開が継続【2024年2月13日】
2024年2月13日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- ECB高官は利下げ路線を再確認、一時ユーロドル売りに
- イスラエル軍はラファに空爆、周辺国は反発し中東情勢が緊張状態
- 米消費者物価指数に注目、インフレ抑制が数値に表れるかに注目
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は149.40円で推移しており、ややドル高で推移している。フィボナッチエクスパンションの61.8%価格に該当する148.48円が直近の抵抗線となっており、上抜けするかどうかが注目ポイント。
本日は米CPIが発表予定であり、市場の注目度が高まっている。インフレ抑制が確認できれば、利下げ観測も高まり、円高方向へ傾きやすくなりそう。しかし、インフレが抑制されていなかったとすれば、サプライズ的な要素となり、ドル高が急速に進む可能性がある。そうなれば、150円台に突入する可能性も十分に考えられる。
NY時間までは相場を見守りたい。
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円の1時間足チャートを分析する。ドル円は一目均衡表の基準線や雲が支えとなっている。一方、上値を抑えているのは日足フィボナッチレベルである148.48円の抵抗線。先週の金曜日から抵抗線として機能しており、本日のCPIをきっかけに上抜けする可能性がある。
NY連銀インフレ期待は下落しており、インフレ抑制の兆候が他の指標でみられている。本日の米CPIは2.9%が予想されており、FRBも注目している2%台になるのかが注目される。つまり、3.0%台であれば、利下げ観測が後ろ倒しになり、ドル高に傾きやすくなる。
本日は、NY時間までは短期トレードを心掛けて、CPI発表時にはノーポジションとする方針。CPIの結果次第で、ついていきたい。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
149.48円・・主要な抵抗線
市場センチメント
USDJPY 売り:73% 買い:27%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
英雇用統計 | 16:00 |
米消費者物価指数 | 22:30 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得