ゴールドは反発、米金利動向に敏感な相場【2024年2月19日】
2024年2月19日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米CPIは市場予想を上回る、利上げ時期がさらに後ろ倒し
- 一部識者はFRBによる追加利上げの可能性を指摘、ニュースに注意
- 中東情勢が緊張、イスラエルとレバノンのヒズボラとの衝突が懸念
ゴールドテクニカル分析
ゴールドの日足チャートを分析する。ゴールドは1984ドルの安値を付けた後、3日続伸している。週末の終値は2014ドルで推移。日足の一目均衡表の転換線付近でちょうど価格が止まっており、抵抗線として機能していることが確認できる。
RSIは47となっており、RSIが50付近になったときに再び反落するかどうかに注目である。
下値に注目すると、1972ドルには月足の一目均衡表の転換線、1965ドルには200日移動平均線が控えており、相当堅いといえる。ドル高がどこまで進むかによって変わる。もし、次のFRBの措置が追加利上げとなれば、相当なインパクトがあることは言うまでもない。
デイトレード戦略(1時間足)
ゴールドの1時間足チャートを分析する。フィボナッチリトレースメントを描画すると、ちょうど50%つまり半値付近で推移している。上値には200移動平均線が控えており、どこかで戻り売りが発生しそうな状況だ。
200移動平均線は過去の相場でも強く意識されている。今回も、反落することを想定したい。ただし、RSIが61付近で推移しているため、できれば70付近に近づいたタイミングを狙いたいところ。
デイトレード方針は200移動平均線付近での戻り売り、価格帯としては2020ドル台の前半を想定している。決済は2001ドル付近、ストップは2030ドルとする。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
2014.30ドル・・日足一目均衡表の転換線
市場センチメント
XAUUSD 売り:57% 買い:43%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
カナダ・米国祝日 | – |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。