ドル円はレンジ相場を形成中、MACDではダイバージェンスが出現【2024年3月5日】
2024年3月5日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米最高裁はトランプ氏の大統領選出馬を認める、相場は再選に備える動き
- ゴールドが急騰、2023年12月以来
- クロス円通貨ペアでも円安傾向が継続
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円はレンジ相場が2月13日から続いている。149.68円~150.80円の間で推移している。一目均衡表の転換線を割らずに推移しているのがポイント。
本日は東京都CPIと日銀総裁講演が予定されており、ドル円に動きがありそうだ。米ドル安となっており、日銀総裁がマイナス金利解除に加え、金利上昇見通しにどこまで踏み込んだ発言をするかに注目が集まっている。
MACDを見ると、価格が高値を更新しているにも関わらずMACDは下落しており、ダイバージェンスが発生している。150円を割れた場合、ストップを巻き込んで一目均衡表の基準線が推移する149.25円付近まで下落する可能性を考えたい。
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円の1時間足チャートを分析する。レンジ相場なので、上に抜けるか下に抜けるかによってポジションを保有する方向が変わる。240移動平均線は水平となっており、レンジ相場を示唆し、次のトレンド相場に向けて準備をしている段階と言えるだろう。
本日の東京都CPIと日銀総裁講演での発言に注目したい。また、明日未明にはパウエル議長の半年に1回の議会証言が予定されている。東京市場、NY市場とボラティリティが大きくなりそうだ。
デイトレード方針としては、東京市場では売り目線、NY市場では買い目線で短期売買をしたい。どちらにしてもストップロスを巻き込んだ動きを機関投資家が狙ってきそうなので、注意したい。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
153.50円・・月足の主要な抵抗線
152.79円・・週足の主要な抵抗線
151.46円・・週足の抵抗線
149.68円・・日足の一目均衡表の基準線
148.78円・・週足の支持線
市場センチメント
USDJPY 売り:69% 買い:31%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
東京都コア消費者物価指数 | 8:30 |
日経サービス業PMI | 9:30 |
米サービス業購買部協会景気指数 | 23:45 |
米ISM非製造業指数 | 深夜0時 |
FRB高官要人コメント | 翌2:00 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得