ドル円は目立った動きなし、ADPとFRB議長の議会証言がポイント【2024年3月6日】
2024年3月6日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米ADP雇用統計とパウエル議長の議会証言に注目
- 米ISM非製造業指数が悪化
- ドル円はレンジ相場を形成、様子見姿勢が拡がる
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円はレンジ相場内を推移しており、目立った動きはない。昨日、一度149円台に下落したが、押し目買いが入り、150円台に戻した。米ISM非製造業指数が悪化したことが要因と考えられる。
米株価指数のダウ平均株価が続落しており、RSIの数値が下がり続けている。ダイバージェンスが発生しており、調整の動きがありそうだ。そうなると、ドル円も下落基調が強まりそう。
本日は米ADP雇用統計とパウエル議長の議会証言が予定されている。FRB議長が利下げに慎重な姿勢を崩さなければ、株価は強い上昇が続いていただけに、下落の勢いも強くなりそうだ。ドル円が下抜けするシナリオも考えておきたいところ。
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円の1時間足チャートを分析する。ドル円はレンジ相場が続いており、現在はレンジ下限帯に該当する150円付近で推移している。米株価が調整の売りなのか下落し、ドル円にも下落圧力がかかるかもしれない。
しかし、NY時間にADP雇用統計やFRB議長の議会証言が控えているため、大きな動きはそれからとなりそうだ。もし下落した場合、149.20円までは下がると予想する。パウエル氏が利下げ慎重姿勢を示した場合、ドル買いが強まり、また150.80円の高値を狙いに行く展開も予想される。
デイトレード方針は様子見としたい。ADPや議会証言が終わった後の動きで、短期スキャルで勝負する方針。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
148.40円・・日足一目均衡表の基準線
市場センチメント
USDJPY 売り:67% 買い:33%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
豪GDP | 9:30 |
英国予算演説 | 19:00 |
米ADP雇用統計 | 22:15 |
カナダ政策金利発表 | 23:45 |
FRB議長コメント | 深夜0時 |
FOMCメンバ-コメント | 翌2:00 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得