ドル円は上昇基調が継続、日銀会合に関するリーク報道を織り込み済か【2024年3月18日】
2024年3月18日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 日銀会合でのマイナス金利解除見通しが相次いで報道
- ドル円相場は上昇基調、マイナス金利解除は織り込み済みか
- 今週のFRBによるドットチャート発表に関心が移行
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は200日移動平均線で反発した後、146円から149円前半まで上昇した。先週、日銀会合でのマイナス金利解除見通し報道が相次ぎ、相場は織り込み済みの様相となっている。ほぼ間違いなく、日銀はマイナス金利解除をすると想定され、ドル円相場の関心はFRBのドットチャートに移行している。
ドル円はフィボナッチリトレースメントの61.8%に該当する149.18円が抵抗線となっており、この価格帯を上回ると、150.33円付近まで急騰する可能性もある。ただ、戻り売り高値を形成する最後のチャンスとなる価格帯でもあり、激しい攻防となりそうだ。
一目均衡表の雲を上抜けており、日足のRSIは52と上昇基調を示唆する水準となっている。
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円の1時間足チャートを分析する。ドル円は149円台前半で推移し、149.18円が抵抗線として機能している。また、過去の節目価格でもあるため、やや強い抵抗帯となりそうだ。
ただ全体的には上昇基調。米利下げ予想回数が少なくなることも想定され、ドル高となっている。下手な逆張りはさけたいところ。
デイトレード方針としては、149.18円付近ではエントリーせず、149.18円を明確に上回るまでは押し目買い方針で148円後半で買いエントリーしたい。149.18円を明確に、かつ急激に上回った場合は、相場の一服を待って、149.20円付近で押し目買いをしたい。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
150.33円・・週足単位の抵抗線
149.18円・・フィボナッチ61.8%の価格帯
市場センチメント
USDJPY 売り:66% 買い:34%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
EU消費者物価指数 | 19:00 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得