ユーロドルは90日移動平均線で反落、MACDは下落基調を示す【2024年3月28日】

2024年3月28日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • 政府と日銀による三者会合が開催、為替介入への警戒感が高まる
  • ユーロドルは直近で2回の包み足が出現
  • MACDがマイナスに、下落基調を示唆する水準

ユーロドルテクニカル分析

ユーロドルの日足チャートを分析する。直近で2回の包み足が出現しており、売り圧力が強まっていることが示唆されている。また、昨日の動きでは、90日移動平均線で反落し、その後、陰線が出現。「陽線+陰線のコマ足+陰線」のローソク足パターンが出現しており、下落を示すシグナルの1つ。

ポイントとなるのは1.0799ドル付近にある支持帯。過去には少なくとも5回反応している価格帯であるため、要注意だ。

MACDを見ると、ヒストグラムがゼロを下回り谷の形成に入っている。またMACD線も0を下回ろうとしている。どちらかというと、下目線で勝負するのがいいと考える。

【ユーロドル/日足】

デイトレード戦略(1時間足)

1時間足のユーロドルチャートを分析する。28移動平均線、90移動平均線がともに下向きになっている。下降トレンドラインも描画でき、トレンドラインや移動平均線が抵抗線として機能するかが問題だ。

MACDを分析すると、方向感が欠けており、判断ができない。1.07990ドルの支持線が近づいているため、押し目買いも強くなる可能性がある。

デイトレード方針としては、1.0799ドルを割った後、1.07990ドルが抵抗線として機能することが確認できれば、打診売りを検討したい。ストップロスを引っ掛ければ、1.0737ドル付近まで下落する可能性もある。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

1.0799ドル・・月足単位の主要な支持線

【ユーロドル/1時間足】

市場センチメント

EURUSD 売り:46% 買い:54%

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
豪小売売上高9:30
英GDP16:00
ドイツ失業率17:55
米GDP21:30
カナダFDP21:30

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。

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