NZ円は上昇基調、NZ中銀会合の結果待ち【2024年4月9日】
2024年4月9日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- NZ中銀会合が4月10に開催予定、金利据え置き予想
- NZ円は継続的に上昇、基準線を上回る
- NZ円が雲を上抜けるかに注目
NZD円テクニカル分析
ニュージーランド円の日足チャートを分析する。ニュージーランド円は上昇基調となっており、RSIも56と上昇基調を示す水準になっている。クロス円の場合、ドル円やドルストレート通貨ペアの動向も見る必要がある。
ドル円は152円手前で止まっているものの、安値は切り上がっている。また、NZDUSDも反発して上昇している。
よって、NZD円も上昇しやすい。目安としては節目の高値である92.20円を目指す可能性がある。円安方向に進む傾向は今後も継続しそうだ。明日のNZ中銀後の総裁会見にも注目したい。
デイトレード戦略(1時間足)
NZ円の1時間足チャートを分析する。転換線が支持線となっており、強い上昇基調となっている。91.77円~91.90円には強い抵抗帯があるため、一度反落する可能性に注意したい。RSIは64で推移しており、安定的な上昇を示す。
92円台になれば、急騰して92.20円の高値を目指す可能性がある。
本日のデイトレード方針では91.77円~91.90円で一度反落をして、再度92円台を試した場合、一度買ってみたい。目標価格は92.20円とする。91.77円~91.90円で特に反応せず92円台になった場合は反落の可能性があるため様子見としたい。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
91.90円・・週足単位の抵抗線
91.80円・・フィボナッチエクスパンション61.8%
91.77円・・月足単位の支持線
市場センチメント
NZDJPY 売り:46% 買い:54%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
FOMCメンバー講演 | 8:00 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。