ゴールドは頭打ち、日米韓財務相会談が開催【2024年4月18日】
2024年4月18日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 日米韓財務相会談が開催、日韓のドル高懸念を共有とコメント
- 為替相場はドル高けん制発言を受け全面ドル安
- ゴールドは2360ドル付近に下落も安全資産として押し目買い
ゴールドテクニカル分析
ゴールドの日足チャートを分析する。主要な高値と安値を基に、平行チャネルを描画すると、現在は平行チャネルの上限ラインにぶつかっていることが確認できる。最近はドル高が一方的に進んでおり、ドル高を懸念する声も新興国を中心に出てきている。
各国が協調介入となれば、大きめの調整が入る可能性がある。また、テクニカル的に考えるとRSIが70を割り込み68まで下落した。一般的には下落シグナルと考える。
日足のシナリオを考えると、フィボナッチエクスパンションの100%価格帯に該当する2310ドルを目指して調整の下落をする可能性がある。
デイトレード戦略(1時間足)
ゴールドの1時間足チャートを分析する。ゴールドチャートには3つの大きな山が出現している。中央の山が最も大きく、左右の山がほぼ同じ価格水準の高値となっている。これは「ヘッドアンドショルダー」と呼ばれる有名なチャートパターンの1つ。
現在、まだ完成には至っていないものの、2320ドル付近のネックラインまで下落し、ネックラインをブレイクアウトすれば、さらに大きく下落する可能性がある。
ドル高けん制の影響、各国が協調してどのようにドル高に対応するのかが今後のポイント。しばらくは調整相場が継続するかもしれない。ネックライン近くになれば反発する可能性が十分に考えられる。
現段階ではネックラインまでの下落を見込んだ成行売り、もしくは、ネックラインでの反発をねらった買い指値の2つが考えられる。240移動平均線が2345ドルで推移しているため、そこまでは下落するかもしれない。
デイトレード方針は2360ドルの下方向へのブレイクアウトで売り、2345ドルで決済。2370ドルでストップとする。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
2310ドル・・フィボナッチエクスパンション100%
市場センチメント
XAUUSD 売り:53% 買い:47%
今週の特集通貨ペア(AUDJPY)
豪ドル円は28日移動平均線付近で推移している。本日は豪雇用統計が発表される予定であり、ややボラティリティが高まりそうだ。為替相場を主導しているのは米ドルであるため、クロス円である豪ドル円は方向感が付きにくい。
スキャルピングで細かく利益を確定させていく方針にしたい。豪雇用統計の結果次第で、豪金利政策が動くため、結果をまずは注視したい。
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
豪雇用統計 | 10:30 |
米フィラデルフィア連銀製造業景気指数 | 21:30 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得