ゴールドは反落、フィボナッチを継続して意識【2025年5月1日】
2025年5月1日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米国は3年ぶりにマイナス成長、トランプ政権に痛手
- 日米通商交渉の2回目を実施中、ドルインデックスは下落
ゴールドテクニカル分析
ゴールドの日足チャートを分析する。ゴールドは3日反落しており、レンジ下限を下抜けしている。フィボナッチレベルを意識しており、100％に該当する3200ドル付近まで下落する可能性がある。
ボリンジャーバンドの中央線を割っているため、やや深い調整になるシナリオも考えられる。100％のフィボナッチが機能するかどうかに当面は注目したい。
利下げ観測が高まっており、米も2年ぶりにマイナス成長となった。今週の米雇用統計を確認したいが、調整が一服すれば、再び上昇基調になると考えられる。
デイトレード戦略（1時間足）
1時間足のゴールドを分析する。3250ドルのレンジ下限をブレイクアウトしている。ボリンジャーバンドの+2σ線を割っており、下落基調が強まっている。バンドウォークの発生に注意したい局面だ。3200ドルまで下落すると予想する。
3200ドル付近になれば、押し目買いしたい。ストップは3190ドル、決済は3250ドル付近とする。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
3200ドル・・フィボナッチレベル
市場センチメント
XAUUSD 売り：52％ 買い：48％
本日の重要経済指標
| 経済指標やイベント | 日本時間 |
| 日銀展望レポート・政策金利発表 | 12：00 |
| 日銀総裁会見 | 15：30 |
| 米失業保険申請件数 | 21：30 |
| 米ISM製造業購買担当者景気指数 | 23：00 |
Shu Fujiyasu Jr.（シュウ・フジヤス・ジュニア）
認定テクニカルアナリスト（CMTA）取得
国際認定テクニカルアナリスト（CFTe）取得
FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。