ゴールドは冴えない動きが継続、日足基準線が支持線【2025年5月5日】
2025年5月5日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米製造業に不安が拡がる、中国製機械の輸入ができず
- 米雇用統計は良好な結果、しかし、ドル安は継続
ゴールドテクニカル分析
ゴールドの日足チャートを分析する。ゴールドは日足の基準線が支持線となっており、狭い範囲でのレンジ相場が継続している。転換線も徐々に垂れ下がってきており、上値も下値にも動きにくい相場が続いている。
米雇用統計は市場予想を上回り、関税政策の影響は数値にはまだ表れていない。米FRBは利下げを待つ必要があると、市場は判断している。
日足の基準線が推移する3230ドルを割るかどうかに、今後は注目したい。

デイトレード戦略(1時間足)
1時間足のゴールドを見ると、安値が切り上がっていることが確認できる。執筆時点では雲の中に推移しているが、直近高値を上回れば、3290ドル付近まで急伸する可能性もある。3270ドルを明確に更新するかどうかが焦点。
デイトレード方針としては、雲を上抜けて、雲上限が支持線になっていることや高値更新したことを確認してから買いエントリーしたい。決済は3290ドル付近。ストップは3250ドル割れとする。

サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
3230ドル・・日足基準線
3190ドル・・週足転換線
3100ドル・・フィボナッチ23.6%
市場センチメント
XAUUSD 売り:52% 買い:48%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
米購買担当者景気指数(PMI) | 22:45 |
米ISM非製造業景気指数 | 23:00 |

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。