ドル円は上昇が継続、米CPIに市場は注目【2024年5月15日】
ファンダメンタル分析
米CPIの前哨戦であるPPIは強弱が入り混じる
米パウエル議長は追加利上げを現段階では否定
本日の米CPIの発表前後は相場が乱高下する恐れ
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。
直近1週間程度、ドル円は上昇基調が続いており、強い買い圧力が見られる。為替介入の効果が限定的に終わったことで、高値更新が迫っている状況。本日の米国CPIの結果次第では、ドル円は上昇または下降のどちらにも動く可能性がある。
FRBのパウエル議長は追加利上げの考えを否定したが、高金利政策を長期間継続する意向を示している。これにより、米国CPIが強ければインフレ懸念が強まり、利下げ観測が高まることが予想される。一方、米国CPIが弱ければ利下げ観測が低下し、ドル円の動きに影響を与える。
フィボナッチアークを描画すると、157円半ばあたりが節目価格となりそう。また、24日移動平均線を支持線にドル円は上昇しているため、このラインが重要なサポートとなることが予想される。
【ドル円/日足】
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円の1時間足相場を分析する。24移動平均線が支持線として機能しており、156.24円を支持線に反発している。フィボナッチ61.8%に該当するのは157.00円付近であり、ここが次の抵抗線となる可能性が高い。
米CPI発表前のため、様子見相場が形成されると予想される。デイトレードの方針としては押し目買いが有効だが、CPI発表前にはポジションを持ちたくない。CPIの結果を見て、その後の動きについていくことを考える。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
157.00円・・フィボナッチ61.8%
【ドル円/1時間足】
市場センチメント
USDJPY 売り:83% 買い:17%
今週の特集通貨ペア(AUDNZD)
豪ドルNZドルの日足チャートを分析する。現在、戻り高値を形成しており、下落基調になっている。直近安値である1.095ドルを割るかどうかが今後の焦点だ。1.095ドルを明確に割れば、ダウ理論による下落トレンドが発生することになる。
本日は米CPIの発表の他、FOMCメンバーのコメントなども多数予定されている。直接の影響がある通貨ペアではないが、ボラティリティが多少上昇する可能性もある。
本日の重要経済指標
経済指標やイベント日本時間EU圏GDP18:00米消費者物価指数21:30米小売売上高21:30ニューヨーク連銀製造業景気指数21:30原油在庫量23:30FOMCメンバー発言翌1:00FOMCメンバー発言翌4:20
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。
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