ドル円は上昇の勢いが減少、月足ピボットが下落に転じる【2024年6月3日】
ファンダメンタル分析
米PCEが弱い結果に、インフレ鈍化の兆候
米長期金利は下落基調、2日続落
ドル円は157円台の推移を継続、日本の長期金利上昇も限定的
ドル円テクニカル分析
ドル円は上昇の勢いを失いつつある。ADXを見ると、ADXは42となっており強いトレンドを示唆しているが、+DIが22で30を割っているため、勢いは弱まっている。下落基調にはなっていないが、かつてのような円安の勢いはない。4月下旬から5月前半には為替介入が実施され、上昇の勢いを抑えることに成功している。今後の焦点は157.70円を上抜けできるかどうかにある。
月足ピボットの推移を見ると、5ヵ月連続で上昇していたが、6月のピボットは前月のピボットポイントを下回る155.70円となった。日本の長期金利が徐々に上昇し、米長期金利は下落している。米経済指標次第ではあるが、下落リスクに備える必要がある。
【ドル円/日足】
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円は200移動平均線付近で反発を繰り返している。売り圧力が徐々に強まっているものの、押し目買いをするトレーダーと一騎打ちになっているようだ。ドル円は157.20円付近で推移。直近高値の157.70円を上抜けできず、もみ合いとなっている。
今週は雇用統計が控えているため、157円台でのレンジ相場が続きそうだ。EUやカナダの政策金利発表も控えている。米PCEが弱めの結果になり、かつ、米雇用統計が弱まれば、ドル円も下落に転じる可能性が高まる。
デイトレード方針はレンジ戦略とする。レンジ幅は156.50円~157.96円。156円台半ばでは買い、157円台後半では売りという方針で臨みたい。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
155.70円・・月足ピボットポイント
【ドル円/1時間足】
市場センチメント
USDJPY 売り:65% 買い:35%
今週の特集通貨ペア(NZDCAD)
ニュージーランドドルカナダドルの最大のイベントとなりそうなのが、今週発表されるカナダの政策金利発表だ。カナダは5.0%から0.25%の利下げを実施すると予想されている。一方、NZ中銀は利上げを議論したという報道があった。NZDCADは上昇圧力が掛かることになる。
本日の重要経済指標
経済指標やイベント日本時間米ISM製造業購買担当者景気指数23:00
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。
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シュウ・フジヤス・ジュニア氏のインタビュー記事
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