ドル円は急反発、米経済指標はまちまちの結果に【2024年6月6日】
ファンダメンタル分析
米ADP雇用統計は弱い結果に、1月以来の低水準
米ISM非製造業指数は好調、ドル買い回復につながる
カナダ中銀は0.25%の利下げを決定
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は156円台に急反発。テクニカル的には52日移動平均線での反発という形になった。一時前日の高値を上回るほどの上昇だったが売りに押され、結局、はらみ足となった。28日移動平均線は上回れず、重要移動平均線同士に挟まれる形となっている。
上昇トレンドはすでに崩れており、ここから157円台や158円台を目指してどんどん上昇するとは考えにくい。下落リスクの方が高いのではないかと考える。米経済指標では経済状況を示すISMは好調だったが雇用状況が悪くなってきていることが理解できる。米利下げも近くなってきた。
引き続きドル円は下落リスクに注意したい。
【ドル円/日足】
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円の1時間足チャートを分析する。ドル円は戻り高値を形成中か。156.48円まで上昇したあと、午前中から反落気味となっている。RSIも50を割っており、再び下落基調を示す水準になった。フィボナッチアークの38.2%が抵抗線として機能しているのかもしれない。
現在、雲の中で推移しており、方向感を見極めている段階だが、やはり上値は重たく下落方向になっていると思う。
デイトレード方針は156円台前半になれば売り、155.35円付近での決済をイメージ。ストップは156.50円とする。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
156.48円・・直近高値
155.70円・・月足ピボット
【ドル円/1時間足】
市場センチメント
USDJPY 売り:60% 買い:40%
今週の特集通貨ペア(NZDCAD)
カナダ中銀は予想どおり0.25%の利下げを実施した。ニュージーランドカナダドルは4日続伸しており、現在は0.8485ドル付近で推移している。カナダ中銀総裁は今後も経済指標次第で利下げを実施していくとコメント。カナダドル売りが強まっている。0.85ドルのラウンドナンバーとなれば、利益確定売りも出ると予想される。0.85ドルの上抜けに注目したい。
本日の重要経済指標
経済指標やイベント日本時間ECB政策金利発表21:15米失業保険申請件数21:30ラガルドECB総裁記者会見23:15
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。
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シュウ・フジヤス・ジュニア氏のインタビュー記事
国際認定テクニカルアナリスト、シュウ・フジヤス・ジュニア氏に独占インタビューしました!Vol. 1
国際認定テクニカルアナリスト、シュウ・フジヤス・ジュニア氏に独占インタビューしました!Vol. 2
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