ユーロドルは下落、利下げ期待の調整でドル高が強まる【2023年12月6日】
2023年12月6日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- ユーロドルは2日続落、米利下げ期待の調整が強まる
- ユーロドルは240日移動平均線を割り込む
- ユーロドルは1.072ドルまで支持帯がなく下落が強まる可能性
ユーロドルテクニカル分析
ユーロドル相場の日足チャートを分析する。現在、240日移動平均線を割り込んでおり、この重要な支持線が今後の展開に大きな影響を与える。240日移動平均線が抵抗線として機能すれば、ユーロドルは1.072ドル付近まで急落する可能性がある。
米利下げ期待が先行してしまい、調整でドル高となっている。現在では押し目買いのチャンスか、それとも下落基調への転換かを判断するのはまだ早い。240日移動平均線とローソク足の位置関係に注目したい。
デイトレード戦略(1時間足)
ユーロドル相場の1時間足チャートを分析する。現在、24移動平均線が抵抗線として機能し、安値を更新しながらの下落基調が続いている。ダウ理論によれば、これは明確な下落トレンドと見ることができる。週足単位の主要な支持線である1.0807ドルは既に割れており、下落の勢いが強まっている。現在の相場状況では、24移動平均線を上回るまでは売り目線でトレードしたい。
デイトレード方針としては、売りエントリーは1.08ドル付近で考え、決済目標は1.0735ドルとする。ストップは24移動平均線を終値で上回ったタイミング、もしくは、1.0835ドル付近とする。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
1.080ドル・・節目価格
1.072ドル・・過去の節目価格
市場センチメント
EURUSD 売り:33% 買い:67%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
豪GDP | 9:30 |
米ADP雇用統計 | 22:15 |
カナダ政策金利(予想:据え置き) | 24:00 |
米原油在庫量 | 24:30 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。