ドル円は151円台で推移、152円台を試すか【2024年3月25日】
2024年3月25日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米株価指数は調整の反落、ドル円は151円台で推移
- ゴールドの日足でダイバージェンスが出現
- ユーロドルやポンドドルは下落、RSIは50を下回る
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は150.85円の直近高値を上回り、151.86円まで上昇。RSIは60で推移しており、安定的な上昇基調を示唆している。為替介入を警戒する声もあるが、前回為替介入があったときはRSIが70~80付近で推移しており、過熱感があった。今回は60付近となっており、過熱感はまだない。
よって、為替介入はしにくい、もしくはできないのではないかと予想する。
今後の焦点は151.95円の過去最高値を上回るかどうかである。152円台になれば、約30年ぶりの円安水準となり、また新たな価格帯での動きが続くだろう。さらなる円安の動きに備えたい。
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円の1時間足チャートを分析する。ドル円は151円台前半でもみ合いとなっており、短期的な方向感には欠けている。しかし、安値の動きを見ると、徐々にではあるが、切り上がっていることが確認できる。
RSIは50で何度も反発し、押し目買い意欲が強いことも確認できる。今週には152円台を試すという見方もあり、ファンダメンタル分析をしても、円安方向への動きは変わらない。151円台半ばで買いエントリーはやや勇気がいる。そのため、押し目買いで臨みたい。
デイトレード方針は150.85円での買い指値。決済は151.85円。ストップは150.65円とする。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
152.00円・・節目価格/ラウンドナンバー
151.25円・・ピボットポイント
150.40円・・過去の安値
市場センチメント
USDJPY 売り:76% 買い:24%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
金融政策決定会合議事要旨 | 8:50 |
米建築許可件数 | 21:00 |
FOMCメンバーコメント | 21:25 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。