ドル円は徐々に安値が切り上がり、152円台を試すか【2024年4月4日】
2024年4月4日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米FRB議長は「年内の利下げが適切」とコメント
- ゴールドは史上最高値を更新、2300ドル台に到達
- 米ADO雇用統計は市場予想を上回る、米ドルは乱高下
ドル円テクニカル分析
日足のドル円チャートを分析する。ドル円はレンジ相場が継続している。昨日、ADP雇用統計の結果を受けて151.95円まで上昇したが152円台には到達できなかった。一目均衡表の転換線が151.50円付近に位置しており、直近の数日は151.50円の下抜けもできていない。
為替介入がいつ発生するかが最大の焦点だが、152円台~153円台になれば、介入が入る可能性がある。
いつまでもレンジ相場が継続するわけではないため、本当に為替介入が入るか、試す動きも出るかもしれない。ファンダメンタルは円安ドル高に傾いているため、様子見をしたい。
デイトレード戦略(1時間足)
1時間足のドル円チャートを分析する。90移動平均線が意識されていることが分かり、反応している。全体を分析すると、安値が徐々に切り上がっている。市場センチメントを分析すると、売りポジションを保有しているトレーダーが増えており、152円台の壁は厚い。
152円台になると、為替介入があるのではないかという思惑が働き、積極的に買いエントリーができない状況だ。しかし、いずれかの時点で、152円台を試す動きも発生するのではないかと考えている。
これまでの傾向を分析すると、152円台を上抜けて、そこから急騰した時点で為替介入という予想をしている。実際に為替介入が入るのは急騰して153円に接近したときかもしれない。
デイトレード方針は、難しいが、152円に接近した時点で逆張りの売りエントリー。スキャルピングでコツコツ利益を積み上げていきたい。152円台を上回れば、急騰する可能性があるため注意したい。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
152.76円・・週足のピボットポイント
151.50円・・日足転換線
市場センチメント
USDJPY 売り:76% 買い:24%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
豪小売売上高 | 9:30 |
英総合PMI | 17:30 |
米失業保険継続申請件数 | 21:30 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得