ドル円は上値が重い状態が継続、米雇用統計は1年ぶりに高水準【2024年4月8日】
2024年4月8日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米雇用統計は市場予想を上回る30万3000人の増加
- ドル円は151.75円まで上昇も152円台に到達できず、上値が重い
- レンジ相場が始まって2週間が経過、ブレイクアウトの可能性が高まる
ドル円テクニカル分析
ドル円の4時間足チャートを分析する。4時間足では90移動平均線が意識されており、一度、反発している。現在は151.70円台で推移しており、151.50円以下もだんだん堅くなってきている。
152円で為替介入の可能性があり、152円台に積極的に攻めれない。狭いレンジ相場は2週間が経過しようとしており、やはりどこかでブレイクアウトが発生すると考えるのが自然。上へ突っ込めないのであれば、一度下方向を攻めて、その後、一気にショートカバーの反動で152円を試すという展開になるかもしれない。
デイトレード戦略(1時間足)
1時間足のドル円相場を分析する。ドル円はレンジ相場が継続しており、動きに特に特徴はない。執筆時点では151.70円台で推移しており、ドル買いの動きになっている。
152円台で為替介入が入るという意識が拡がっているため、152円手前では売り方針で臨みたい。152.25円でも為替介入がなければストップして様子見をしたい。逆に、150.90円付近になれば買いエントリーをして、全体でレンジ戦略を維持する。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
151.75円・・直近の高値
市場センチメント
USDJPY 売り:74% 買い:26%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
ドイツ鉱工業生産 | 15:00 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。