ユーロドルは下落もダイバージェンス出現、ショートカバーに注意【2024年4月17日】
ファンダメンタル分析
FRB議長は利下げに慎重な姿勢、さらなる時間が必要とコメント
ECB総裁はサプライズがない限り近く利下げを実施とコメント
ドル円は155円に迫る、ユーロドルは下落基調が継続
ユーロドルテクニカル分析
日足のユーロドルを分析する。ユーロドルは直近安値であった1.07ドルを割り込み、下落した。ダウ理論による下落トレンドが発生したことになる。その後、1.06ドルの前半まで下落している。
移動平均線に注目してみると、28日移動平均線が200日移動平均線とデッドクロスしようとしている。今後、デッドクロスが完成するかどうかに注目である。
ファンダメンタルとしては、FRB議長が利下げに慎重姿勢を示した。年初は5~6回の利下げが予想されていたが、現在では年内2回の利下げができるかどうかを市場は探っている。米経済指標が良好で、利下げできる環境ではないと判断しているようだ。
ECB総裁は「サプライズがない限り近く利下げ」とコメント。利下げ路線を明確にした。
そのため、金利差拡大を見込んでユーロ安ドル高が進むことになる。長期的な流れとしてはユーロドルは下落する方向と予想している。
【ユーロドル/日足】
デイトレード戦略(1時間足)
1時間足のユーロドルチャートを分析する。短期的にみると、MACDではダイバージェンスが出現しており、調整が近いことを示唆している。下落の勢いがやや弱まっているようだ。
1.0580ドル台が非常に大きな支持線であり、反発することが予想される。また、市場センチメントを見ると、90%が売りポジションを保有しているなど、ポジションが傾いていることが確認できる。
予想されるシナリオとしては、1.0580ドルまで急落した後、ショートカバーで90%の売りポジションのストップロスをねらった動きが出る可能性がある。
デイトレード方針としては、逆張りで臨んでみたい。エントリー方針は1.0580ドルで買い指値。1.065ドルで決済。1.0550ドルでストップとする。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
1.0581ドル・・主要な月足支持線
【ユーロドル/1時間足】
市場センチメント
EURUSD 売り:10% 買い:90%
今週の特集通貨ペア(AUDJPY)
豪ドル円はやや不安定な動きとなっている。為替相場の主軸が米ドルであるため、ドル円とAUDUSDが反対の動きをしている。その影響で、豪ドル円は上下に右往左往しており、難しい相場だ。
日足を見ると、28日移動平均線にぶつかっている。反発するかどうかに注目したい。長期的な円安の流れは変わらないと考えているため、押し目を拾っていくスイングトレードがいいのではないかと思う。
本日の重要経済指標
経済指標やイベント日本時間NZD消費者物価指数7:45英消費者物価指数15:00EU消費者物価指数18:00米原油在庫量23:30
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。
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