ドル円は円安基調が継続、日銀内は意外とタカ派?【2024年5月9日】

2024年5月9日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • 日銀の主な意見で「物価上振れが継続すれば利上げも十分可能性あり」
  • ドル円は151.85円を安値に円安トレンドに回復、155.68円の高値

ドル円テクニカル分析

ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は4日続伸している。フィボナッチリトレースメントが意識されており、23.6%付近で攻防を続けている。一目均衡表の転換線を上抜け、基準線が抵抗線として意識される。

23.6%に該当するのは155.50円となり、この価格帯を上抜けすると、160円を再び目指す可能性があるため、注意が必要だ。

日銀内ではタカ派意見も出ていたことも判明。円安基調を転換することにはならないが、日本の消費者物価指数の推移にも市場の関心がより集まりそうだ。

【ドル円/日足】

デイトレード戦略(1時間足)

ドル円の1時間足チャートを分析する。1時間足は24移動平均線が支持線として機能している。また一目均衡表の基準線で反発していることが確認できる。押し目買い意欲が強いことを示唆しており、やはり円安トレンドが継続すると考えられる。

1時間足のフィボナッチリトレースメントの半値に該当するのは156円付近。本日は156円が高値となりそう。

デイトレード方針は押し目買い。155.30円台では買ってみたい。156円で決済、155円を割ればストップとする。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

156.00円・・1時間足フィボナッチ50%

155.05円・・1時間足フィボナッチ38.2%

【ドル円/1時間足】

市場センチメント

USDJPY 売り:76% 買い:24%

今週の特集通貨ペア(EURAUD)

ユーロ豪ドルは3日続伸している。現在は一目均衡表の転換線が抵抗線として機能するかどうかが焦点である。週足では雲の中で推移しているため、不安定な動きとなっている。意外とユーロ買いが強い。転換線付近での動きに注目したい。

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
英政策金利発表20:00
英中銀総裁声明20:30
米失業保険申請件数21:30

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。

FX1万円チャレンジ情報はこちら

FX1万円チャレンジ一覧

シュウ・フジヤス・ジュニア氏のインタビュー記事

国際認定テクニカルアナリスト、シュウ・フジヤス・ジュニア氏に独占インタビューしました!Vol. 1

国際認定テクニカルアナリスト、シュウ・フジヤス・ジュニア氏に独占インタビューしました!Vol. 2

国際認定テクニカルアナリスト、シュウ・フジヤス・ジュニア氏に独占インタビューしました!Vol. 3

国際認定テクニカルアナリスト、シュウ・フジヤス・ジュニア氏に独占インタビューしました!Vol. 4