ドル円はショートカバー、米失業保険申請件数が予想を1万人下回る【2024年5月17日】
2024年5月17日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米失業保険申請件数が予想を1万人下回る、ドル買い優勢に傾く
- ドル円は153円台に下落も反発、ショートカバーで155円台に
- 米金融関係者は高金利が予想よりも長く継続する可能性を指摘
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。28日移動平均線を割り込んだ後、52日移動平均線で反発。フィボナッチリトレースメントの50%でも反発。テクニカル的には、上昇基調から下落基調に転換する可能性が示唆される。
2022年の為替介入後に151円台から129円台へ下落したケースを考慮すると、今回も急な円高進行の可能性がある。
しかし、米失業保険申請件数の減少による雇用回復でドル買いが続くため、日米金利差が縮小しない限り円高は難しい。
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円の1時間足チャートを分析すると、156円台から153円台へ急落した後、155円台へ回復している。現在、155.50円を上回って推移しており、ボラティリティが非常に大きくなっている。この状況では、ショートカバーによって再び156円台を狙う可能性もある。
デイトレードの方針としては、押し目買いを推奨する。155円前半まで下がった場合に買いポジションを取り、目標決済価格を156円に設定する。リスク管理のため、ストップロスは154.90円に設定する。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
156.25円・・月足の抵抗線
市場センチメント
USDJPY 売り:65% 買い:35%
今週の特集通貨ペア(AUDNZD)
豪ドル/NZドルは3日続落。52日移動平均線を下抜け、1.09ドル付近で推移している。1.09ドルは月足の支持線でもあるため、一度は反発すると考える。1.087ドルはフィボナッチリトレースメントの50%に該当する価格であり、ここでも反発すると予想される。
反発に注意しながらも、戻り売りを狙いたい局面。1.093ドル付近では一度試しに戻り売りができるかどうかを検討したい。
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
ECB副総裁発言 | 16:20 |
英中銀要人発言 | 17:00 |
EU消費者物価指数 | 18:00 |
米景気先行指数 | 23:00 |
FRB要人発言 | 23:15 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
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シュウ・フジヤス・ジュニア氏のインタビュー記事
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