ユーロドルは続伸、直近で包み足が出現【2024年5月27日】
2024年5月27日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 英スナク首相は7月総選挙実施を表明、6月の英利下げは事実上排除
- ポンドドルとポンド円は続伸、ポンド円は200円台が目前
- 日銀植田総裁は長期金利は市場で形成されるのが基本とコメント
ユーロドルテクニカル分析
ユーロドルの日足チャートを分析する。ユーロドルの日足チャート分析では、直近で包み足が出現し、金曜日は続伸した。これは押し目買いが発生したと考えられる。
フィボナッチリトレースメントを描画すると、50%が次の抵抗線となる。240日移動平均線を長期GMMAが上抜けし、ゴールデンクロスを形成している。この状況が続けば、本日も続伸し、1.087ドルを目指す可能性がある。
デイトレード戦略(1時間足)
デイトレード戦略の1時間足チャート分析では、下降チャネルを描画すると、上限ラインが抵抗線となり、上値が重たくなっている。日足では上昇トレンドへの転換期と考えられるが、1時間足を見ると、上限ラインを突破するまでは不安定だ。
下降トレンドラインはブレイクアウトしており、下降チャネルを上抜けできるかが焦点となる。市場センチメントを分析すると、87%が売りポジションを保有しており、下降チャネルの上限ラインを上方向へブレイクアウトすれば、損切りも発生し、大きく伸びる可能性がある。
デイトレード方針は1.085ドルの上限ラインを明確に突破したことを確認して、買いエントリーを検討したい。ただ、1.086ドルにも抵抗線があるため、ポジション量には注意したい。1.086ドルを上抜けすれば、1.09ドルを目指して上昇するシナリオを考える。上限ラインを突破できなければ、エントリーは見送る方針。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
1.086ドル・・フィボナッチ61.8%
市場センチメント
EURUSD 売り:83% 買い:13%
今週の特集通貨ペア(GBPCAD)
ポンドカナダドルの分析をする。英国は7月の総選挙を控えている。この政治イベントのため、6月の利下げは事実上なくなった。主要国はいつ利下げが実施されるかが焦点となっている中、より据え置きの確率が高いポンドに資金が流入しているようだ。ポンドカナダドルは5月9日から続伸しており、直近高値も上回っている。ただし、1.74ドルは抵抗線が多いため、上値がだんだん重くなる可能性も考慮したい。
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
英・米祝日 | – |
ドイツ景気予測 | 17:00 |
ECB高官発言 | 21:00 |
FOMCメンバー発言 | 翌2:45 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
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シュウ・フジヤス・ジュニア氏のインタビュー記事
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