ドル円は反落、月末リバランスと米GDPの下方修正が影響【2024年5月31日】
ファンダメンタル分析
米GDPは下方修正、米ドルが売られる
米長期金利と日本長期金利は下落、ドル円には売り圧力
ドル円は240移動平均線で反発、月末リバランスの動きに注意
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析すると、157.70円の抵抗線にぶつかり上抜けに失敗し、その後反落して156円台で推移している。直近高値のトライに失敗したことから、今後下落局面になる可能性がある。6月13日から2日間にわたって開催される日銀政策決定会合に注目が集まっている。
昨日、日本と米国の長期金利が共に下落し、米GDPの下方修正を受けてドル売りが強まった。これにより、月末リバランスの影響もあってドル円は下落方向への動きが強まっている。
ウィリアムズ%Rを使って分析すると、ウィリアムズ%Rの期間24では-15となっており、最高値からやや下がった水準にある。また、ボリンジャーバンドの中央線を割るかどうかにも注目している。
【ドル円/日足】
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円の1時間足チャートを分析すると、2週間の移動平均を示す240移動平均線で反発している。ウィリアムズ%R(24)は-57となっており、過去24時間の最安値からやや反発しているものの、依然として下落基調の水準にあることを示している。
240移動平均線が支持線となって再び回復するかどうかに注目する必要がある。米GDPの下方修正を受けて米株価指数が続落しており、市場にはやや陰りが見え隠れしている。
デイトレードの方針としては押し目買いを考えており、エントリーポイントを156.85円、決済ポイントを157.70円、ストップポイントを156.50円としている。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
157.70円・・週足単位の抵抗線
【ドル円/1時間足】
市場センチメント
USDJPY 売り:64% 買い:36%
今週の特集通貨ペア(GBPCAD)
ポンドカナダドルは、もみ合いの動きが継続している。通貨強弱が拮抗しており、レンジを抜け出すことができない。本日はカナダGDPが発表される。該当国の主要経済指標であるため、ポンドカナダドルにも一定の動きがあるかもしれない。カナダのGDPが弱い結果となれば、ポンド買いに勢いがつく可能性がある。本日のカナダGDPに注目したい。
本日の重要経済指標
経済指標やイベント日本時間日本失業率8:30米個人消費支出物価指数21:30EU消費者物価指数18:00カナダGDP21:30
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。
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シュウ・フジヤス・ジュニア氏のインタビュー記事
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