ドル円は162円台を狙うか、米CPIが本日発表【2024年7月11日】
ファンダメンタル分析
米株価指数・日経平均株価が最高値を更新中
米利下げ観測は継続、株式市場に資金が流れる
本日は米消費者物価指数が公表予定、為替相場は急変動に警戒
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は160.30円で反発し、回復している。直近高値は161.95円であり、162円台に上抜けするかが焦点だ。一目均衡表の転換線を上抜けて、ボリンジャーバンドの+1σ線を上回っている。
懸念材料となるのが、MACDヒストグラムがシグナル線を下回っていることか。
本日の米CPIで利下げ観測が高まれば、一瞬ドル売りとなる可能性がある。ただし、161円台の現在でも、市場センチメントを見ても31%は買いポジションとなっており、下落すればするほど新規買い注文や指値注文が増えるだろう。
押し目買いができるか、検討してみたい。
【ドル円/日足】
デイトレード戦略(1時間足)
1時間足のドル円チャートを分析する。ピボットポイントが161.56円であり、CPI前までは積極的には買いにくいだろう。米利下げが本格化するかが掛かっている重要指標であり、市場の関心事は高い。
最近の米経済指標を見ても、軟調な結果が目立っている。よって、CPIは弱めの結果になるのではないかと考える。予想どおりになった場合、ドル円で考えると、一瞬はドル売りとなって下落する可能性がある。押し目買いを仕掛けてみたい。
CPIが強い結果となれば、利下げ観測が後退することになる。ドル円は激しく上昇する可能性が高い。しかし、株価にとってはマイナス要因となる。強い結果となれば、163.21円までの最終的な上昇を予想する。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
161.56円・・ピボットポイント
【ドル円/1時間足】
市場センチメント
USDJPY 売り:69% 買い:31%
今週の特集通貨ペア(AUDJPY)
豪ドル円は109円台に到達した。調整の動きはみられず、ゆっくりと円安が進行している。フィボナッチエクスパンションを日足に描画すると、109.70円が100%に該当する。109.70円付近での動向に注目だ。
NZ中銀がハト派声明を出したことにより、NZ円は下落している。高値圏で包み足が出現した。
しかし、豪ドル円には波及しておらず、今のところ影響はない。本日の米CPIで相場の方向感が決まるだろう。CPIが弱ければ、豪ドルが米ドルに対して相対的に強くなり、豪ドル円は勢いよく上昇するかもしれない。今夜の動きに注目だ。
本日の重要経済指標
経済指標やイベント日本時間英GDP15:00ドイツ消費者物価指数15:00米コアCPI21:30
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。
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