ユーロドルは上昇、200日移動平均線が抵抗線【2024年2月21日】
2024年2月21日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米金利政策に利上げの可能性が浮上、インフレ抑制が完了しておらず
- 明日未明のFOMC議事要旨に注目、FRB高官の発言も相次ぐ予定
- 株価をけん引してきたエヌビディアの決算に注目、様子見ムードが高まる
ユーロドルテクニカル分析
ユーロドルの日足チャートを分析する。ユーロドルは上昇基調となっており、一目均衡表の転換線を上回って、基準線付近で推移している。昨日、基準線を上回ったが、抵抗線として機能したため、1.0810ドル付近で落ち着いたようだ。
上昇トレンドを一度ブレイクしたため、下落基調になるかと予想されたが、やや反発している。RSIは48で推移しており、反落するかどうかに注目したい。
明日未明に米FOMC議事要旨が公表される。その結果次第で、ユーロドルも大きく変動する可能性がある。
デイトレード戦略(1時間足)
1時間足のユーロドルチャートを分析する。1時間足では上昇基調が継続しており、1.08ドルのレンジ上限を上回った後、1.0830ドル付近でまで急騰した。200移動平均線も上回り、雲も上回っている。一方、転換線は下回っており、基準線が支持線となるかどうかに注目である。
RSIは70を超えた後に売り圧力が強まり、現在は58付近で推移している。1時間足のみを見ると上昇基調だが、日足を分析すると、日足の基準線および200移動平均線が直近上値に控えており、簡単には上昇しにくい状況。
本日はどちらかというと、売り目線で臨みたい。指値ではなく、短期スキャルで売り回転をし、1.0787ドルを目標下値価格とする。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
1.0825ドル・・主要な抵抗線
1.0787ドル・・主要な支持線
市場センチメント
EURUSD 売り:73% 買い:27%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
豪賃金指数 | 9:30 |
米FOMCメンバー発言 | 22:00 |
FOMC議事要旨 | 翌4:00 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。