ユーロドルは上昇、FRBのハト派姿勢が影響【2024年5月3日】
2024年5月3日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米FRBはハト派姿勢を崩さず、米長期金利が低下
- 日本通貨当局は2回目の為替介入を実施か、全体で2022年と同様の規模
- ドル売りが強まりドル円は152.8円付近で推移
ユーロドルテクニカル分析
ユーロドルの日足チャートを分析する。ユーロドルは28日移動平均線で一時的に反落していたものの、米FRBがハト派姿勢を崩さなかったことが影響し、長期金利が下落したことでドル売りが強まった。
ユーロドルもショートカバーが入り、1.072ドル付近まで回復。たくり足が出現しており、やや28日移動平均線を上回って推移している。フィボナッチリトレースメントの23.6%を上回っており、このまま上抜けするかに注目。23.6%で反落しなければ、38.2%に該当する1.08ドル付近を目指す可能性がある。
デイトレード戦略(1時間足)
ユーロドルの1時間足チャートを分析する。1時間足を見ると、やや乱高下しており、大きな視点でのレンジ相場が継続していると考えられる。1.073~1.075ドルが上値となっており、1.06ドル台が下値のレンジを形成している。
日本通貨当局の円買いドル売り介入の動きも影響しており、乱高下している。前回と同じ8兆円程度の為替介入が実施され、為替介入は一服したと考えられる。
デイトレード方針は23.6%の1.072ドル付近~1.075ドル付近で売りを仕掛けたい。1.076ドルになり、高値を更新すればストップとする。決済は1.07ドル付近とする。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
1.072ドル・・ネックライン
市場センチメント
EURUSD 売り:65% 買い:35%
今週の特集通貨ペア(EURCHF)
ユーロスイスフランは0.984フラン付近で反落した。28日移動平均線付近で売られており、ダブルトップを形成していると考えることもできる。28日移動平均線が支持線として機能し続けるかどうかに引き続き注目したい。
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
米雇用統計 | 21:30 |
米ISM非製造業指数 | 23:00 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
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