ドル円は一時153円を割り込む、パウエル議長は利上げ確率は低いとコメント【2024年5月2日】

2024年5月2日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • 米FRB議長はハト派姿勢を貫く、利下げ時期は予想より遅れる可能性に言及
  • 一部で予想されていた利上げは確率が低いとコメント、ドル売りにつながる
  • 米原油在庫量が増加、原油価格は大幅下落

ドル円テクニカル分析

ドル円の日足チャートを見ると、フィボナッチ23.6%を割り込み、パウエルFRB議長の記者会見をきっかけに急落し、一時153円を下回った。

今後は28日移動平均線が焦点となる移動平均線と考えられ、フィボナッチリトレースメントで次の支持線は38.2%に該当する152.50円付近と予想される。152.26円は週足・日足の主要な支持線となるが、152円台前半は堅い印象があり、突破には時間が掛かる可能性がある。

短中期的なトレンドは変わりつつあり、円安一辺倒のトレード戦略は裏目に出る恐れがある。テクニカル的に上昇は一服したと考えられ、調整の動きが予想される。

【ドル円/日足】

デイトレード戦略(1時間足)

ドル円の1時間足チャートを分析すると、フィボナッチエクスパンションの61.8%で見事に反発している。2週間の移動平均を示す240移動平均線を割り込み、153円を割ったものの、61.8%に該当する154.38円までショートカバーが入り、現在は155.30円で推移している。

ボリンジャーバンドの-3σ線を割り込むほどの急落だったため、今後は240移動平均線まで戻る可能性がある。240移動平均線が抵抗線として機能するかに注目しており、機能すれば100%に該当する152.26円付近まで再度下落するのではないかと考える。そこで、240移動平均線付近で戻り売りを検討したい。

エントリー方針は155.85円で売り、154.50円で1回目の決済、152.50円で2回目の決済という流れにしたい。ストップは240移動平均線を上回った段階の156.15円とする。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

154.38円・・フィボナッチエクスパンション61.8%

152.26円・・週足・日足の支持線

【ドル円/1時間足】

市場センチメント

USDJPY 売り:69% 買い:31%

今週の特集通貨ペア(EURCHF)

ユーロスイスフランは続伸。28日移動平均線が支持線として機能し、0.9835フランまで上昇した。0.9850フランにはタッチしなかったが、上回るのも時間の問題と考えられる。一時スイスフランよりもユーロが売られやすくなっていたが、現在、再びユーロが強くなっている。

長期的な傾向を分析すると、ユーロの方がスイスフランよりも明らかに買われやすい地合いであるため、ユーロスイスフランは上昇しやすい相場と考えることができる。0.985フランを上回るかが焦点となるため、引き続き注目したい。

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
日本金融政策決定会合議事要旨8:50
スイス消費者物価指数15:30
米失業保険申請件数21:30

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。

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