ゴールドは急落、米雇用統計はサプライズ【2024年6月10日】
2024年6月10日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米雇用統計はサプライズ、新規雇用者数が大幅増加
- 為替市場ではドル一強状態、利下げ観測が後退
- 今週は金利予測が発表予定、年2回の利下げから1回の予想へ変更する動きもあり
ゴールドテクニカル分析
ゴールドの日足チャートを分析する。ゴールドは28日移動平均線を大幅に下回り、下げ三法の形状に似たパターンが出現している。高値圏での包み足は下落を示唆するサインの1つ。フィボナッチエクスパンションを描画すると、61.8%を割り込み、100%を目指している。
2255ドル~2265ドル付近には大きな支持線が控えており、そこまでは勢いよく下落する可能性があるので注意が必要。ただし、RSIが32となっているため、急反発する可能性も否めない。
デイトレード戦略(1時間足)
ゴールドの1時間足チャートを分析する。28MAが52MAを下回り、デッドクロスが完成している。下落基調は当分続く見通し。今週はドットチャートの発表もあるが、雇用統計がサプライズとなり、売り先行の相場となりそうだ。2300ドル台になれば、売りが強くなる可能性がある。
現時点でRSIは32であり、やや売られすぎ。ただ、利下げ観測の大幅後退となり、7月の利下げ可能性は消えたと考えられる。よって、デイトレード方針も売りで臨みたい。
デイトレード方針は2300ドルに接近したら、売り。2260ドルまで断続的に売りで臨みたい。反発する可能性があるため、ポジション管理には注意。細かく売りと決済を繰り返していく方針。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
2265ドル・・主要な支持線
2250ドル・・フィボナッチ100%
市場センチメント
XAUUSD 売り:61% 買い:39%
今週の特集通貨ペア(GBPNZD)
ポンドニュージーランドドルは2.06ドルから2.08ドルへ急騰した。RSIが51となり、久しぶりに上昇基調を示している。米雇用統計によって、ポンド売りよりもニュージーランドドル売りが強くなった。その影響で、GBPNZDは急騰する結果となった。やや難しい相場。今週は英経済指標が多く発表される予定であり、注目したい。
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
日本国内総生産 | 8:50 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
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