ドル円は上昇、日銀政策決定会合は円安傾向【2024年6月14日】
2024年6月14日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 日銀政策決定会合が開催、これまでの会合の日は円安傾向
- 米PPIが予想を下回る、米インフレ鈍化
- ゴールドに売り圧力、ゴールドは2300ドル台に
ドル円テクニカル分析
日足のドル円チャートを分析する。ドル円はトライアングルが形成されており、157.70円を上辺とし、安値が切り上がっている。本日の日銀政策決定会合では国債買い入れ額の減額が議論される見通し。ただし、大幅な減額とはなりにくいと予想されている。
これまでの日銀政策決定会合ではドル円は総じて円安になりやすい傾向。157.70円を上抜けできるかが焦点となりそうだ。28日移動平均線で反発しており、157.70円を上抜けすれば、158.25円を目指す可能性がある。
植田総裁が今後の金利見通しについて会見で触れるかどうかにも注目したい。
デイトレード戦略(1時間足)
1時間足チャートを分析する。ドル円は行ったり来たりを繰り返しており、経済指標に一喜一憂している。本日も日銀政策決定会合が予定され、政策金利の変更は予想されていない。そのため、一部で期待している海外勢が円売りを仕掛けてくる可能性がある。つまり、円安に動きやすい一日となりそうだ。国債買い入れ額の減額も、そこまで急激には実施しないと考える。
157.70円を上抜けるのかに注目。東京時間は慎重に取引をしたい。大きな視点で考えれば、円安となるため、安値付近では丁寧に拾っていきたい。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
157.70円・・直近高値
市場センチメント
USDJPY 売り:60% 買い:40%
今週の特集通貨ペア(GBPNZD)
ポンドニュージーランドドルは上昇している。200日移動平均線付近で推移しており、方向感を見極めている段階。週足の上昇トレンドラインを割っており、ややポンド安相場となっている。直近の安値は2.06ドル付近。200日移動平均線が抵抗線として機能していることを確認し、2.06ドルを割るかどうかに注目したい。
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
日銀政策金利発表 | 12:00頃 |
日銀総裁記者会見 | 15:30 |
ミシガン大学消費者信頼感指数 | 23:00 |
FRB金融政策報告書 | 深夜0時 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
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シュウ・フジヤス・ジュニア氏のインタビュー記事
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