ドル円は続伸、円売りが徐々に進む【2024年6月18日】

2024年6月18日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • 国債買い入れ額の減額方針を先送りしたことで円売り
  • ドル円は157.97円付近まで一時的に上昇

ドル円テクニカル分析

ドル円はボラティリティは小さいが、続伸。157.95円付近まで上昇している。ボリンジャーバンドの+2σ線を超えて推移しており、上昇基調が続いている。157.70円の高値を上回り、ダウ理論による上昇トレンドが発生している。

日足で見ると、次の高値は160.18円となる。160円になるのかは分からないが、為替介入は入りにくいし、観測も高まっていない。国債買い入れ額の具体的方針が分からないモヤモヤ感があり、徐々に円売りが進んでいる。

【ドル円/日足】

デイトレード戦略(1時間足)

1時間足のドル円を分析すると、157.65円付近で推移している。158円台になると、利益確定がでる。日経平均株価が大きく下落したが、大きな要因となるイベントは特にない。155円~158円の間でしばらくレンジ相場が継続しそうだ。深く下がったところを買ってみたい。

デイトレード方針は買い。157.15円付近になれば買ってみたい。決済は158円台手前、157円を割ったらストップとする方針。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

158.25円・・節目の高値

157.96円・・直近高値

【ドル円/1時間足】

市場センチメント

USDJPY 売り:63% 買い:37%

今週の特集通貨ペア(USDCAD)

米ドルカナダドルは2日続落した。方向感のない相場となっている。RSIも52となっており、方向感がなくレンジ相場を形成している。今週は米国やカナダの目立ったイベントが予定されていない。現在は28日移動平均線を上回っている。原油相場が昨日、急騰した。原油相場の動向にも注意したい。

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
豪政策金利発表13:30
ユーロ圏消費者物価指数18:00
米小売売上高21:30

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。

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