ゴールドは上昇、米経済指標は軒並み予想を下回る【2024年7月4日】

2024年7月4日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • 米経済指標は軒並み予想を下回る、米利下げ観測上昇
  • 9月の利下げ織り込み度が高まる
  • 米バイデン大統領は撤退を検討か、民主党内から圧力

ゴールドテクニカル分析

日足のゴールドを分析する。下降トレンドラインをブレイクアウトし、28,52,72日移動平均線を上回って高値を付けた。直近には2368ドルの過去の高値水準が控えている。2280ドルのネックラインで跳ね返され、方向感に迷いが出ていたが、米利下げ観測が高まり、押し目買いが入ったようだ。

本日の英総選挙、今週末の仏選挙の結果によっては急変動があるかもしれないので注意が必要だ。予想される抵抗線は2368ドル、2379ドルの2つを予想する。

【ゴールド/日足】

デイトレード戦略(1時間足)

1時間足のチャートを分析する。トレンドが一時期もみ合いになったが、昨日の海外時間に上方向へブレイクアウトしていることが確認できる。RSIが70を付けて、やや反落気味になっている。

本日は米株式市場が休場しており、取引は薄くなる可能性が高い。また、英総選挙もあるため、敏感な動きとなりそうだ。方針としては様子見としたい。今後、利下げ観測が高まる可能性があるため、2300ドルを割れたら、買ってみるのもいいかもしれない。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

2379ドル・・主要抵抗線

2368ドル・・過去の高値

【ゴールド/1時間足】

市場センチメント

XAUUSD 売り:63% 買い:37%

今週の特集通貨ペア(NZDJPY)

ニュージーランド円は続伸している。28,52,72日移動平均線は間隔が拡がっており、強い上昇トレンドが発生している。注目したいのはRSIが70.5となっている点。買われすぎと言われる水準に到達している。下落する前に、一気に持ち上げた後、急落という流れになるかもしれない。動きには警戒したい。

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
米祝日-米株式休場
英総選挙19:00

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。

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