ドル円は反発、一目均衡表の雲が支持帯に【2024年7月19日】
2024年7月19日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米失業保険申請件数は増加、ドル買いが一服
- ドル円は反発、本日の動きが来週以降の相場を決めるか
- 一目均衡表の雲が意識される、チャネル内に戻すか
ドル円テクニカル分析
ドル円は155.36円付近まで下落するも、反発。米利下げ観測が高まり、トランプ砲、大臣による利上げ要求、日銀の利上げ期待、とどめの為替介入によって162円台から155円台まで急落した。
しかし、トランプ氏は大統領になったわけではなく、日銀の国債買い入れ減額と同時に利上げ実施は難しいという見方もある。また、為替介入は切り札的要素があり、神田財務官は7月末で退任。新任の財務官が着任してすぐに為替介入実施というのは考えづらい。
とすると、円高要素を吞み込んでしまえば、再度、円安になるのではないかと考える。MACDが下落シグナルを示しており、一目均衡表の雲が支持帯となっている。どちらのシナリオも現時点ではあり得る。
デイトレード戦略(1時間足)
1時間足のドル円チャートを分析すると、155円台で底打ちしたようにも感じるチャートパターンだ。逆ヘッドアンドショルダーに類似している。ネックラインをブレイクアウトし、158.30円付近を目指している可能性がある。
デイトレード方針は買い。157円前半でエントリーし、158円台手前で決済したい。156.85円を下回れば決済したい。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
157.70円・・過去の高値
市場センチメント
USDJPY 売り:51% 買い:49%
今週の特集通貨ペア(EURJPY)
ユーロ円は反発し、171円まで回復している。52日移動平均線で反発したが、円安基調に戻るかは確信がない。中長期的にみると、52日移動平均線は過去に少なくとも4回以上反応している。過去の動きを見ると、52日移動平均線にぶつかった翌日から陽線が連続して出現し、そのまま直近高値更新となっている。
トランプ砲があったり、河野大臣による利上げ要求は発言、月末の日銀会合など円高要素もあり、以前とは相場環境が異なっていることに留意したい。トランプ氏の発言は影響力が大きいため、くれぐれも注意したい。
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
日本消費者物価指数 | 8:30 |
英小売売上高 | 15:00 |
カナダ小売売上高 | 21:30 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
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