ドル円は急落、日銀の利上げと国債買い入れ減額の同時実施の期待が高まる【2024年7月25日】

2024年7月25日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • ドル円は連日の利上げ要求発言や来週の会合の期待感で円高
  • 急速に円高が進む、クロス円も軒並み下落
  • 円高で日経平均株価も急落、輸出株が急落

ドル円テクニカル分析

ドル円はダウ理論による下落トレンド発生が確定した後、新規売りポジションが入った可能性がある。90日移動平均線を明確に割り込み、フィボナッチリトレースメントの38.2%まで急落した。

円高が急速に進んだ背景は、大規模国債買い入れ額の減額と利上げを同時実施するという期待感がある。植田総裁は同時実施も十分あり得ると発言するなど含みを持たせている。同時実施となれば150円を割る可能性もある。ADXは30に接近しており、-DIが38となっている。

【ドル円/日足】

デイトレード戦略(1時間足)

ドル円の1時間足チャートを分析すると、38.2%で反発が確認できる。売られすぎになっているため、ある程度は戻るだろう。戻り高値を狙う方針としたい。具体的には1時間足の節目価格を結ぶフィボナッチリトレースメントを描画し、50%付近で戻り売りをしたい。

エントリーは155.45円で戻り売りエントリー、154.50円で決済とする。155.90円を上回ればストップとする。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

156.18円・・フィボナッチレベル

153.10円・・直近安値

【ドル円/1時間足】

市場センチメント

USDJPY 売り:36% 買い:64%

今週の特集通貨ペア(USDCHF)

米ドルスイスフランは急落しており、ドル売りが強まっている。大陰線+4本程度の小陽線+大陰線となっており、下落を示唆するローソク足パターン「下げ三法」を形成している。RSIは41であり、下落余地は十分ありそうだ。0.8820フラン付近までの下落を見込みたい。

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
米コア耐久財受注21:30
米GDP21:30
ラガルドECB総裁深夜0時

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。

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