ドル円は154円付近で推移、日銀会合を控えて様子見優勢か【2024年7月29日】
2024年7月29日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 日銀会合、FOMC、雇用統計を控えて様子見姿勢が強まる
- ドル円は反発も方向感がなく、ポジション調整か
ドル円テクニカル分析
日足のドル円を分析する。ドル円は大きな下ヒゲが伸びて反発している。直近安値は151.94円となったが、現在は154円台で推移。ストキャスティクスも20で反発している。ただ、トレンド転換ではなく、ポジション調整に近い動きだ。上昇の勢いがなく、戻り高値を狙われるチャートの形になりつつある。
ポイントとなるのが一目均衡表の転換線。転換線を上回れるかが焦点となる。水曜日には日銀会合、米ADP雇用統計、FOMCのトリプルビッグイベントが控えている。
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円の1時間足チャートを分析する。ドル円は151円台から153円台に上昇し、一服している。日銀会合で利上げがあるのか、利上げ見送りなのかは予想が分かれており、海外勢が利上げを見越して先行して売りが続いていたという背景がある。しかし、足元の消費が弱く、大規模国債買い入れ減額と利上げを同時実施には疑問符が付く。
日銀は慎重に政策を進める考えを示唆しており、市場にサプライズを与えるのを極端に嫌う傾向がある。
デイトレードは難しいが、押し目買いで臨みたい。154.70円を目安に、153.90円台で買い。ストップは1時間足の終値で153.75円を割った段階。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
154.90円・・日足の転換線
市場センチメント
USDJPY 売り:46% 買い:54%
今週の特集通貨ペア(EURAUD)
ユーロ豪ドルについて分析する。豪ドルの投げ売りが影響し、ユーロ豪ドルも急上昇した。今週の重要イベントを控えて、一服する可能性が高いと考える。利益確定売りも出るため、日足の転換線が推移する1.643ドル付近までの調整に注意したい。水曜日までは動きにくいため、ズルズルと下落する可能性がある。
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
ドイツ小売売上高 | 15:00 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
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