ドル円は小幅な値動き、明日の日銀会合とFOMCを控えて様子見【2024年7月30日】

2024年7月30日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • 明日の日銀会合とFOMC待ち相場、153円~154円付近での推移
  • 原油が続落し需要に懸念、世界的に景気が落ち込みつつあるか
  • 米利下げは9月開始が完全に織り込まれる

ドル円テクニカル分析

ドル円は153.95円付近で推移しており、もみ合い相場が継続している。明日の日銀会合とFOMCを控えて様子見姿勢が拡がり、積極的なポジションを保有することは控えているようだ。本日も様子見姿勢がさらに強まり、大きな値動きはないと予想される。

円買いポジションも一服しており、ポジションを保有せず、政策金利を見てからエントリーしようとしている可能性がある。利上げとなれば、149円を割り込み、145円付近までの下落可能性も視野に入れたい。

【ドル円/日足】

デイトレード戦略(1時間足)

1時間足のドル円チャートを分析すると、昨日は153円台での推移となった。明日の政策金利発表を控えて積極的な取引はされていない。非常に狭いレンジ内で推移している。薄商いになっているため、153.30円を明確に割り込めば、152円台になる可能性もあり得る。

153.20円が短期かつ直近の支持帯となりそうだ。153.20円で逆張りの押し目買いをしてみても良い。また、151円台になれば、逆張りでエントリーしても良いだろう。短期取引を本日は意識したい。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

151.95円・・直近安値

150.90円・・過去の支持線

【ドル円/1時間足】

市場センチメント

USDJPY 売り:45% 買い:55%

今週の特集通貨ペア(EURAUD)

ユーロ豪ドルは調整している。高値圏でコマ足を形成して反落し、昨日も下落優勢の相場となった。下降トレンドラインが描画でき、支持線となるかどうかに注目したい。現在は1.652ドル付近で推移している。1.6589ドルに月足単位の大きな抵抗線がある。明日のFOMCで大きく変動する可能性がある。原油の下落に伴って、豪ドルが売られやすくなっている点にも注目したい。

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
日本失業率8:30
ドイツGDP17:00
ドイツ消費者物価指数21:00
米消費者信頼感指数23:00

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。

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