ドル円はやや円高に、日銀が利上げを決定するかに注目【2024年7月31日】

2024年7月31日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • 日銀会合とFOMCが同時開催、各々の利上げ・利下げ方針に注目
  • 日銀が追加利上げを決定すれば140円台になる可能性

ドル円テクニカル分析

ドル円は155円台に上昇したが、円買いの動きが強まり152円台に下落している。NY時間の深夜に日銀が利上げを検討という報道が流れ、円買いの動きに拍車が掛かった。米株価指数が急落しており、米景気にやや暗雲が立ち込めている。米FOMCでは利下げに関する何らかの方針が示されると市場は考えている。

米FRBは今後利下げ方針、日銀は利上げ方向ということで、ドル円は下落しやすい相場環境となる。4月~7月までの流れと逆になるということだ。本日利上げが決定されれば、149.75円を目安に下落する可能性がある。

【ドル円/日足】

デイトレード戦略(1時間足)

ドル円は155円台から急落している。直近の目標安値は152.20円と考える。市場は追加利上げがあると見込んでいるため、円買いを仕掛けてきているようだ。ただ、実際に利上げされるかは不透明であり、市場が肩透かしに合えば、一気に急騰する可能性もある。

デイトレード方針だが、本日は静観したい。日銀会合、米ADP雇用統計、FOMCとビッグイベントであるため、方向性の予想が付かない。明日以降に、トレード方針を考えたい。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

152.20円・・1時間足の支持線

【ドル円/1時間足】

市場センチメント

USDJPY 売り:42% 買い:58%

今週の特集通貨ペア(EURAUD)

ユーロ豪ドルは上昇している。本日はEU圏、豪の消費者物価指数が発表される。また、FOMCもあり、1年の中でも最もビッグイベントが重なっている日となる。そのため、トレンドが継続するのか、転換するのかを予想するのは非常に難しい。ユーロ豪ドルに関しては1.67ドルを上回るのかどうかに注目したい。

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
豪消費者物価指数10:30
日銀金融政策発表12:00
日銀展望リポート13:00
植田日銀総裁記者会見15:30
EU消費者物価指数18:00
米ADP雇用統計21:15
FOMC声明&政策金利発表翌3:00
パウエルFRB議長記者会見翌3:30

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。

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