ドル円は150円を割って推移、日銀は追加利上げを決定【2024年8月1日】

2024年8月1日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • 日銀が追加利上げを決定、大規模国債買い入れ減額の方針も公表
  • パウエルFRB議長は早ければ9月の利下げもあり得るとハト派発言

ドル円テクニカル分析

ドル円の日足チャートを分析する。日銀の追加利上げの決定により、ドル円は急落。総裁記者会見では、タカ派と受け取られるコメントを繰り返し、今後も利上げ方向への動きを進めていく考えを示した。一方、米FRBのパウエル議長は9月の利下げを示唆。

ドル円は240日移動平均線を割って149.75円に下落した。240日移動平均線を割り込むのは1月4日以来となり、3月から7月上旬までの上昇を、わずか20日程度で打ち消した格好だ。

RSIは27.8となっており、やや売られすぎ。MACDの谷は深くなっており、下落基調を示唆する。RSIが27.8となっているので、反発には注意が必要だ。152円付近までの反発の可能性がある。ボラティリティが大きいため、調整の動きも大きな動きとなる。

【ドル円/日足】

デイトレード戦略(1時間足)

ドル円の1時間足を分析すると、149.75円が支持線となっているようだ。日足のRSIで売られすぎ圏となっており、利益確定の動きも出るだろう。明日も米雇用統計が控えており、ポジション調整の動きは強まりそうだ。

149円台では売りにくい。デイトレード方針としては151.90円で売り、152.15円でストップ、150.50円で決済としたい。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

148.50円・・月足の支持線

【ドル円/1時間足】

市場センチメント

USDJPY 売り:42% 買い:58%

今週の特集通貨ペア(EURAUD)

ユーロ豪ドルは非常に長い上ヒゲを形成して十字線を形成した。1.67ドルを一時上回ったが、売り圧力に押され、始値付近まで戻った。日足の一目均衡表の転換線が支持線として機能しているが、本日、割り込む可能性がある。1.67ドル台は非常に堅い。MACDシグナル線がヒストグラムを下回ろうとしている。再度、上昇の動きがあるかどうかに注目したい。

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
英政策政策発表20:00
米失業保険申請件数21:30
米ISM製造業購買担当者景気指数23:00

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。

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