ファンダメンタル分析

• 英中銀は利下げを決定、ポンド円の売りが加速
• 日銀は利上げ・世界は利下げという流れになり、円高が著しく進む
• 米企業決算が振るわず株価は下落、VIXが急騰中

ゴールドテクニカル分析

日足のゴールドを分析する。抵抗線となっているのは5月の高値である2450ドルだ。日足を良く分析すると、雲で反発していること、RSIが50で反発していること、MACDがシグナル線を上回っていること、転換線が基準線を上回ったことなど、複数の上昇シグナルが発生している。

今後の焦点は2450ドルを上回り、直近最高値である2483ドルを更新するかだ。

ファンダメンタルを考えると、日本以外は利下げ方向に動いており、米株価をはじめとする株式市場は急落している。リスク回避の動きと利下げによる影響でゴールド買い需要が強まると予想する。中東情勢の不安定化もゴールド買いの要因となる。

デイトレード戦略（1時間足）

1時間足のゴールドチャートを分析する。1時間足ではダイバージェンスが発生しているようだ。高値は更新しているものの、MACDの山は段々小さくなっており、RSIも58付近まで低下している。

基本的には本日の米雇用統計で決まるだろう。

雇用統計が市場予想を下回り労働市場が厳しい状況になっていると市場が受け取れば、ドル売りとなってゴールドは最高値更新を狙うだろう。米雇用統計が市場予想を上回り、景気後退感が和らぐのであれば、ゴールドは2420ドル付近まで下落する可能性がある。

デイトレード方針は深い押し目買いとしたい。2400ドル前半になれば、買ってみたいと考えている。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

2483ドル・・直近高値

2450ドル・・意識される支持帯

市場センチメント

XAUUSD　売り：61％　買い：39％

今週の特集通貨ペア（EURAUD）

ユーロ豪ドルは力強く反発した。一目均衡表の転換線が支持線となり、直近高値更新を狙っている。下ヒゲが伸びた中での力強い陽線の出現は、今後の上昇を示唆するシグナルだ。RSIは68となっており、調整はありそうだが、今後も上昇トレンドを維持すると予想したい。

本日の重要経済指標

Shu Fujiyasu Jr.（シュウ・フジヤス・ジュニア）

認定テクニカルアナリスト（CMTA）取得
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