ドル円は急落相場が継続、米雇用統計が悪化し失業率上昇【2024年8月5日】
2024年8月5日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米雇用統計が悪化、失業率の上昇で米利下げ観測が高まる
- ドル円は急速に下落、145円台で推移
- 日本はタカ派、米国はハト派で円高が進みやすい環境
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は145円付近で推移しており、急落相場が継続している。背景にあるのは日銀の利上げ、米FRBによる利下げ期待の高まりで日米金利差が縮小するとの見方が影響している。米失業率が上昇し、リセッションシグナルが点灯するようになった。日米金利政策が真逆になりつつあり、これまでの円安と逆である円高が予想以上に進むリスクがある。
RSIは21.4となっており、コロナショックのときは27.4が最低値だったため、コロナよりも円高方向へ急落していることになる。
今後は140円が目安となりそうだ。さらなる円高リスクに十分警戒するべきだろう。
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円の1時間足でも下落トレンドが発生している。RSIは27となっており、30未満で張り付いている。1時間足単位で見れば、一時的な反発をすると考えられる。やや売られすぎになっているので、パニック的な感覚もある。円安トレンドのときも、一方向ではなく、上下の動きを繰り返していた。
1時間足単位で見れば、148.5円程度までは調整で戻るのではないかと考える。
デイトレード方針は戻り売りを狙いたい。十分引き付けて148.5円付近で一度売ってみたい。最終目標は140円付近だが、145円になればポジションは決済する方針。149.5円を上回ればストップとする。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
148.19円・・フィボナッチレベル
市場センチメント
USDJPY 売り:57% 買い:43%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
日銀金融政策決定会合議事要旨 | 8:50 |
米サービス業購買部協会景気指数 | 22:45 |
米ISM非製造業指数 | 23:00 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
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