ドル円は一時140円付近、日経平均株価が過去最大の下落【2024年8月6日】

2024年8月6日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • 日経平均株価が過去最大の下落、一時8000円安
  • ドル円は140円まで下落、セリングクライマックスの可能性
  • 米利下げ観測を織り込む動きが進む

ドル円テクニカル分析

日足のドル円チャートを分析する。ドル円は141円台まで下落し、RSIは21まで下落。米ISM非製造業指数が良好だったことを受け、145円まで回復している。ボリンジャーバンドの-3σ線で反発したと考えることができる。

ADXは下落基調の強まりを示しているものの、調整の反発が発生する可能性が高い。強いトレンドが発生している場合は10日移動平均線が参考になる。10日移動平均線は149円付近で推移しているため、148円ぐらいまでは、あっという間に反発する可能性がある。

戻り売りを狙いたい局面だ。

【ドル円/日足】

デイトレード戦略(1時間足)

1時間足のドル円チャートを分析する。1時間足では52移動平均線が参考になる。141円台まで下落した後、145円に戻っている。通常で考えると、恐ろしいほどのボラティリティだ。1時間足のATRを見ると、期間12つまり半日の平均ボラティリティが90Pipsとなっている。

通常よりもリスク管理には厳重になりたい。

円高基調は変わらないと考えるが、安易な売りエントリーは避けたいところ。52移動平均線が推移する145.50円付近でエントリー、146.8円でストップ、143.6円で決済を考える。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

141.70円・・直近安値

140.18円・・過去の安値

【ドル円/1時間足】

市場センチメント

USDJPY 売り:44% 買い:56%

今週の通貨ペア(AUDNZD)

豪ドルNZドルの分析をする。世界同時株安に影響されて、ボラティリティは通常よりも大きくなっている。ただ、豪ドルとNZドルは同じような動きをするため、この通貨ペアで強いトレンドは発生しにくい。

本日は豪ドルの政策金利が発表される。政策金利でサプライズがあれば、豪ドルが一時的に売られやすくなる。豪ドルNZドルは200日移動平均線で反発している。

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
日家計調査・消費支出8:30
豪政策金利13:30

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。

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