ドル円は急反発が続く、戻り売り圧力の高まりに注意【2024年8月12日】

2024年8月12日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • ドル円は146.70円付近で推移、戻り売り高値を形成か
  • 10日移動平均線を意識、148円台を突破するかがポイント

ドル円テクニカル分析

ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は141円の安値を付けた後、反発を続けており、10日移動平均線付近で推移している。フィボナッチリトレースメントを描画すると、23.6%が支持線となっており、10日移動平均線を上回るかどうかに注目。

8月上旬に発表された雇用統計は米景気後退を示唆するほど弱かったが、先週の米失業保険申請件数は予想を下回り、過度な悲壮感は後退した。10日移動平均線を上回れば、148.6円付近まで上昇する可能性がある。

【ドル円/日足】

デイトレード戦略(1時間足)

ドル円の1時間足チャートを分析すると、ゴールデンクロスが形成されており、ローソク足の下値には雲が控えている。しかし、上方向はやや重たい感じで、上昇できていない。147.50円より上値は売り圧力が強いと考える。

デイトレード方針は戻り売り。148.65円で売り、149.50円でストップ。147.10円付近を目安に決済という流れを考えたい。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

148.65円・・フィボナッチポイント

【ドル円/1時間足】

市場センチメント

USDJPY 売り:49% 買い:51%

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
OPEC月次報告20:00

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。

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