ドル円は一時149円台、米経済指標が良好な結果【2024年8月16日】

2024年8月16日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • 米小売売上高が予想を大きく上回る
  • 米失業保険申請件数は減少、米株価指数は続伸&大幅高
  • ドル円は急上昇、ドル高が進む

ドル円テクニカル分析

ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は28日移動平均線を上抜け、フィボナッチリトレースメントの38.2%に接近している。10日移動平均線が支えになっていることも、興味深い。

米小売売上高が市場予想を大きく上回り、失業保険申請件数も減少した。米景気が底堅いことを示唆する結果となり、市場に楽観論が拡がっている。株価指数は大幅高となり、ドル高で反応した。

テクニカル的には一目均衡表の基準線が上値に控えており、149.78円が抵抗線として機能しそうだ。また、149.43円付近もフィボナッチリトレースメントに該当するため、突破に時間が掛かりそうだ。

【ドル円/日足】

デイトレード戦略(1時間足)

1時間足のドル円を分析すると、上昇トレンド、揉みあい、上昇トレンドというようにN計算値で目標価格を求められる形状になっている。N計算値を当てはめると、100%に該当するのは151.65円となる。

日足の28日移動平均線を上抜けできるのかが焦点となる。短期的には150円台の回復もあり得るかもしれない。ただ、151円台になれば、戻り売りが強くなりそうだ。

本日のデイトレード方針は戻り売りとしたい。過去に意識された150.80円で売り。149.50円で決済とする。151.25円を上抜ければストップとしたい。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

151.65円・・N計算値

149.78円・・日足基準線

【ドル円/1時間足】

市場センチメント

USDJPY 売り:55% 買い:45%

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
英小売売上高15:00
米住宅着工件数21:30
ミシガン大学消費者信頼感指数23:00

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。

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