ドル円は一時144円台まで下落、ドルインデックスが4日続落【2024年8月22日】

2024年8月22日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • 米FOMC議事要旨で複数委員が利下げ支持であったことが判明
  • ドルインデックスは最安値更新、4日続落
  • ドル円は一時144円台、米株価指数は最高値に迫る勢い

ドル円テクニカル分析

ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は21日移動平均線、一目均衡表の転換線が抵抗帯となり、十字線を形成した。きっかけとなったのは7月FOMC議事要旨。複数の委員が利下げ支持の姿勢を示しており、9月の利下げが既定路線となりつつある。

ドル円は21MAで戻り高値を形成し、反落。ドルインデックスが最安値を更新し続けており、ドル安となっている。今後の焦点は前回急落時の安値である141.70円。フィボナッチエクスパンションを描画すると、61.8%136.90円、100%129.31円となる。RSIは31となっており、30を割り込むかに注目。

日銀がいつ動くのか、米FRBがどこまで利下げするのかによって今後の流れが変わってくる。

【ドル円/日足】

デイトレード戦略(1時間足)

1時間足のドル円チャートを分析する。ドル円は90MAが抵抗線として意識され下落しているようだ。気になるのはRSIでダイバージェンスが出現していること。下落の勢いが弱まっており、一度は反発して146円台を回復するのではないかと考える。方向としてはドル売りなのでドル円も下落方向と考える。

デイトレード方針は戻り高値売り。RSIが50付近になったときを見計らって146円台半ばになれば積極的に売ってみたい。

146.0円で売り、141.70円までには決済。146.50円を上抜ければストップとする。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

146.70円・・過去の安値

【ドル円/1時間足】

市場センチメント

USDJPY 売り:65% 買い:35%

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
Nikkeiサービス業PMI9:30
EU製造業購買担当者景気指数17:00
英総合PMI17:30
ジャクソンホール会議21:00
米サービス業購買部協会景気指数22:45
米中古住宅販売件数23:00

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。

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