ドル円は反発上昇、FRB議長は利下げに慎重姿勢か【2024年8月23日】

2024年8月23日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • 米ジャクソンホール会合のパウエル議長の講演に注目
  • 利下げは支持も大幅な利下げについては慎重姿勢か
  • ドルインデックスが調整で反発、ドル円も146円前半に

ドル円テクニカル分析

ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は週足フィボナッチの半値に該当する144.60円に2回反発している。チャートパターンではダブルボトムを連想させる。ネックラインとなるのは38.2%に該当する148.70円。148.70円付近にはボリンジャーバンドの中央線も推移しており、パウエル議長の講演待ちと考える。

パウエル議長は利下げは支持も、0.50%の大幅な利下げは示唆しないのではないかと考える。一部関係者は大幅利下げを織り込んでおり、株価も連騰している。慎重姿勢が示唆されれば、ドル円は一時的に上昇するだろう。このシナリオの場合、株価は急落する可能性があるため、ドル円は再度下落すると考える。やや難しい相場なので、慎重な取引が重要だ。

【ドル円/日足】

デイトレード戦略(1時間足)

ドル円は90MAを上回り、146円台まで上昇した。90MAは3回反落していたポイントであるため、上抜けできたことで146円台後半まで上昇する可能性がある。146.46円を上抜けできるかがポイントとなる。

本日はパウエル議長の講演が予定されており、相場は様子見姿勢となりそうだ。米利下げとなれば、相場にとっては1つのターニングポイントとなる。織り込み済みであるとはいえ、影響は大きい。利下げ幅に注目が集まる。

米利下げ方向であるため、基本的には戻り売りとしたい。147.80円で売りエントリー、146.45円で決済。148.25円でストップとする。本日23:00前後はトレードせず、パウエル議長の講演がひと段落してからエントリーする方針。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

144.60円・・週足フィボナッチ半値

【ドル円/1時間足】

市場センチメント

USDJPY 売り:48% 買い:52%

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
日本全国コアCPI8:30
FRBパウエル議長発言23:00
英中銀総裁発言深夜0時

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。

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