ドル円は145円割れ、FRB議長はハト派姿勢を明確化【2024年8月26日】

2024年8月26日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • 日銀総裁は長期的には利上げ方針を維持
  • FRB議長は利下げ時期が来たとコメント、ハト派方針を明確化
  • ヒズボラがイスラエルを総攻撃、中東情勢が混迷化

ドル円テクニカル分析

ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は転換線を割り込み、陰の包み足を形成して下落している。日銀とFRBの金融政策方針の方向性の違いが明確になり、円高が進みやすい相場環境だ。直近の下値目標は141.70円と予想する。ただし、フィボナッチエクスパンションを描画すると、61.8%が136円台、100%は129円となり、さらなる円高が進む可能性が十分に考えられる。

RSIは31であるが、円安トレンドのときも上方に張り付いていたように、円高トレンド発生時も下方に張り付く可能性が高い。下落トレンドはスピードが速いため、十分注意したい。

【ドル円/日足】

デイトレード戦略(1時間足)

ドル円の1時間足チャートを分析する。ドル円は143円台に突入している。円高トレンドが鮮明になっており、パウエル議長の発言で決定的となった。ドル円は円高が進んでおり、下落トレンドは今後も続くだろう。RSIが30を下回っている時間軸が多くなっているため、どこかで反発はあると思うが、戻り売りをしたい。

デイトレード方針は戻り売り。144.50円で売り。141.70円で決済。145円でストップとする方針。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

141.70円・・直近安値

【ドル円/1時間足】

市場センチメント

USDJPY 売り:90% 買い:10%

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
ドイツ景気予測17:00
コア耐久財受注21:30

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。

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