ドル円はレンジ相場、月末の動きで不安定【2024年8月29日】
2024年8月29日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- エヌビディアの決算は株高につながらず、株価指数は下落
- 9月米雇用統計待ちか、市場は雇用関係の指標を重視
- 日銀副総裁は緩和の度合いを物価見通しに沿って調整とコメント
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円はレンジ相場となっており、143円~144円後半の狭いレンジ内で推移している。下落トレンドが発生しているものの、根強い押し目買い観測もあり、141.75円の安値を更新できていない。
200日移動平均線が徐々に下向きになっていることが確認できる。ADXが33となっており、レンジになっているとはいえ、下向きのトレンドの中にあることが示唆されている。ストキャスティクスを見ると、売られすぎ水準を上抜けしようとしている。
焦点は安値の更新だが、新たな材料が見つかるまではレンジ内で推移しやすい相場環境かもしれない。
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円の1時間足を分析すると、143.50円割れでは押し目買いが強くなり反発しやすい傾向となっている。142.75円に強い月足単位の支持帯があり、上方向にも下方向にもブレイクできない相場となっている。
基本的には戻り売りだが、新たな材料が出るまではレンジ相場を推移すると考えてもいいかもしれない。145円台になれば、売りのチャンスと考える。
デイトレード方針はレンジ上限付近での売り。具体的には145.56円、145.87円での売りエントリーを考える。決済は143.50円。ストップは146.65円とする。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
142.76円・・月足単位の支持線
市場センチメント
USDJPY 売り:48% 買い:52%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
ドイツ消費者物価指数 | 21:00 |
米失業保険申請件数 | 21:30 |
米コア個人消費支出価格 | 21:30 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
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シュウ・フジヤス・ジュニア氏のインタビュー記事
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