ドル円は146円台に上昇、月末調整リバランスで上昇か【2024年9月2日】

2024年9月2日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • 米株式相場は月足を陽線で終える、市場の関心は米雇用情勢
  • ドルインデックスは3日続伸、雇用統計までは一時調整か
  • ゴールドは連続高、月足で6ヶ月続伸

ドル円テクニカル分析

ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は転換線を上回り、基準線を上回ろうとしている。ボラティリティが徐々に落ち着いており、0.50%の大幅利下げ観測は後退。0.25%の緩やかな利下げにとどまるという予想が増え、ドル高・円安となった。本日は米株市場が休場しており、大きな変動はないと考える。

RSIを分析すると、46付近で推移しており、上昇も一服する可能性がある。上昇するとすれば、148円前後が目安となりそうだ。今週は米雇用統計をはじめ、米ISMやADPなど重要指標が発表される。週の後半にかけて、ボラティリティは大きくなると思われるため、待ちたい。

【ドル円/日足】

デイトレード戦略(1時間足)

1時間足のドル円を分析する。1時間足を分析すると、146.30円が抵抗線となっている。期間設定14のRSIは76となっており、買われすぎ水準となっているため、一度反落しそうだ。基本的には転換線付近までの下落を予想する。

デイトレード方針は押し目買い。基準線が控える145.750円付近での買いエントリー、146.45円での決済を考える。145.40円でストップとする。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

146.30円・・過去の重要な支持・抵抗帯

【ドル円/1時間足】

市場センチメント

USDJPY 売り:51% 買い:49%

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
米・カナダ祝日
ドイツ小売売上高15:00
EU製造業購買担当者景気指数17:00

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。

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